抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】老年性血管性痴呆の治療におけるニモジピンと併用したニモジピンの臨床効果と副作用を観察し,この疾患に対する有効な治療法を提供する。方法:151例の老年性血管性認知症患者をランダムにデジタル表法により観察群78例と対照群73例に分けた。対照群はニモジピンにより治療し、観察群はニモジピンとカルボプラチンを併用して治療を行った。簡易精神状態検査スケール(MMSE)を用いて認知機能を評価し、臨床認知症評価尺度(CDR)を用いて痴呆の程度を評価し、日常生活能力評価尺度(ADL)を用いて日常活動能力を評価した。治療前と治療12週間後,P300試験を行い,P300潜伏期(P300-PL)と振幅(P300-A)を測定した。治療の間に,2つの群における薬物副作用を観察した。結果:治療12週間後、両群のMMSEはいずれも治療前より高く、両群のCDR、ADLはいずれも治療前より有意に低かった(t=8.353、18.289、6.627、2.463、10.681、5.201、いずれもP<0.05)。治療12週後に,観察群のMMSE[(23.17±3.95)]は,対照群[(19.88±4.43)]より有意に高かった。観察群のCDR、ADL[(1.47±0.26)点、(39.87±7.43)点]は対照群[(1.80±0.34)点、(41.16±6.40)点]より有意に低かった(t=4.823、6.725、5.278、いずれもP<0.05)。治療の12週間後,両群のP300-PLは治療前より低く,両群のP300-Aは治療前より有意に高かった(t=12.051,6.429,2.477,2.104,いずれもP<0.05)。治療の12週後に,観察群のP300-PL[(321±39)ms]は,対照群[(356±44)ms]より有意に低かった(t=5.180,P<0.05)。治療過程において、対照群の不良反応の発生率は9.59%で、観察群の不良反応発生率は11.54%で、統計学的有意差が認められなかった(x2=0.151、P>0.05)。結論:ニモジピンとカルバリルの併用は老年血管性認知症を有効に治療し、患者の認知機能、痴呆程度と日常活動能力を改善し、しかも薬物不良反応の発生率が低く、良好な臨床応用価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】