文献
J-GLOBAL ID:201702266288994304   整理番号:17A0562044

ボトムアップ排出インベントリの表現に対する空間代替指標の影響:衛星に基づく解析

Impact of spatial proxies on the representation of bottom-up emission inventories: A satellite-based analysis
著者 (10件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 4131-4145 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
排出の空間分布を得るためにボトムアップ排出インベントリで用いられる空間代替指標は一般に経験的であり,不確実性が加わる。現在の排出インベントリの不確実性については広く議論されているが,不適切な空間代替指標から生じる不確実性は,ほとんど評価されていない。本研究では,格子化排出表現に対する空間代替指標に対する影響を,同じ規模の排出と異なる空間代替指標から得た中国の6つの格子化NOx排出データセットと比較して調べた。異なる格子化排出インベントリからシミュレーションしたGEOS-Chemモデルによる対流圏NO2鉛直カラムを衛星に基づくカラムと比較した。結果は,モデルと衛星に基づくNO2鉛直カラムの違いが,格子化排出インベントリで用いる空間代替指標に敏感であることを示した。総人口密度は,人口密度が田舎により多くの排出を配分するため,夜間光データと比べ,NOx排出配分に適さなかった。大きい排出源の正確な位置を決定することで,モデルと観測のNO2鉛直カラムの相関は,大きく高まった。道路輸送部門について自動車台数とアップデートされた道路網を用いることで都市域排出はかなり増加し,モデル性能は改良された。産業部門について産業国民総生産(IGDP)値を適用すると,モデルNO2鉛直カラムは,衛星に基づくNO2鉛直カラムと比べ,都市域の汚染ホットスポットをよりよく捉え,6つのケースで最もよい性能を示した(勾配=1.01,R2=0:85)。本解析は,ボトムアップインベントリ開発に情報を与える衛星観測からの情報についての枠組みをもたらした。今後,更なる努力がボトムアップ排出インベントリの空間パターンを改良するための空間的代替指標の表現に必要となる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
大気汚染一般  ,  対流圏・成層圏の地球化学 

前のページに戻る