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J-GLOBAL ID:201702266321284249   整理番号:17A0081049

SUS304中の変形誘起マルテンサイトの逆戻りを伴う再結晶の拡散接合の加速効果

Accelerative Effects of Diffusion Bonding of Recrystallization with Reversion of Deformation-induced Martensite in SUS304
著者 (5件):
資料名:
巻: 56  号: 10  ページ: 1825-1830(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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低温での拡散接合は拡散接合製品の機能と機械的性質を改善するのに必要である。例えば,積層金属箔の拡散接合によって製造した金属マイクロポンプは,接合の際の粒成長による降伏強さの損失によって性能損失を経験する。予歪みさせたベース金属を用いる再結晶の加速が金属材料の拡散接合温度を効果的に低減する。予歪みさせたSUS304は接合前に変形誘起マルテンサイトを含み,そして,拡散接合の際にこのマルテンサイトの逆戻りを伴って再結晶する。本研究は,接合状態と変形誘起マルテンサイトを有するSUS304の逆戻りを伴う再結晶に及ぼす接合時間の効果を評価し,接合挙動とミクロ組織変化の間の関係を議論している。結果が,接合面積(断面画像中の接合界面上でのピクセル強度の線プロファイルに基いて評価)は,973Kの接合温度,50MPaの接合圧力,および60sの接合時間で接合した試片中で70%を超えることを明らかにした。結果が,900sを超える接合時間が基材と同等の接合強度を得るのに必要であることを示した。他方,重度の変形オーステナイトを有する予歪みさせたSUS304の接合面積の解析が接合部での再結晶化した結晶粒を明らかにした。変形誘起マルテンサイトを持つSUS304の再結晶はこのマルテンサイトの逆戻りにより均一に開始する。従って,拡散接合における逆戻りの最もあり得る効果は,拡散が接合過程の際に再結晶が均一に開始するため接合界面中に均一に促進されることである。(翻訳著者抄録)
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引用文献 (11件):
  • 1) Kikuchiseisakusho Co., ltd.: Kikuchiseisakusho Monozukuri Mechatronics Laboratory, Micro Fluidies Device, http://www.kikuchiseisakusho.co.jp/mechatro2/MicroFluidDevice.html, (accessed 2016-03-11).
  • 2) Y. Kabasawa: Press Working, 51 (2013), 46.
  • 3) O. Ohashi: J. Jpn. Inst. Met., 56 (1992), 579.
  • 4) M. Katoh, N. Sato, T. Shiratori and Y. Suzuki: Tetsu-to-Hagané, 102 (2016), 34.
  • 5) I. Masumoto and H. Hira: J. Jpn. Weld. Soc., 50 (1981), 284.
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