文献

J-GLOBAL ID：201702266514227785   整理番号：17A0491836

UV励起フェニルアラニン残基の無放射緩和機構:比較計算研究

Nonradiative Relaxation Mechanisms of UV Excited Phenylalanine Residues: A Comparative Computational Study

著者 (3件)： MALIS Momir (Ruder Boskovic Inst., Zagreb, HRV) ,  MALIS Momir (Ecole polytechnique federale de Lausanne, Lausanne, CHE) ,  DOSLIC Nada (Ruder Boskovic Inst., Zagreb, HRV)
資料名： Molecules (Web)  (Molecules (Web))
巻： 22  号： 3  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： U7014A  ISSN： 1420-3049  CODEN： MOLEFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究はフェニルアラニン残基を有する3つの中性モデルペプチドにおける励起状態の不活性化の機構の理解に向けられる。N-アセチルフェニルアラニルアミド(NAPA B)およびそのアミド-N-メチル化誘導体(NAPMA B)のγ_L(g+)折りたたみ形態の励起状態動力学をレビューし,NAPA(NAPAH)の一水和構造の動力学と比較した。この目的は環境,特に溶媒和がペプチドの光動力学にどのように影響するかを解明することである。結合クラスターダブルス(CC2)法および時間依存密度汎関数理論に基づく反応経路計算と表面ホッピング非断熱動力学を用いてこれらの系を調べる。この研究は,フェニルππ^*からアミドππ^*状態への励起移動が3つの系の非活性化において演じる役割を強調し,アミド基の面外歪みの容易さが2つの電子状態の間のポピュレーション移動の速度をどのように決定するかを示す。その後のnπ^*状態の動力学はいくつかの経路に沿って無障壁であり,基底電子状態への迅速な不活性化をもたらす。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 分子動力学 ,  非断熱過程 ,  *無放射遷移 ,  *不活性化 ,  ペプチド ,  溶媒和 ,  *反応経路 ,  反応機構 ,  アミノ酸 ,  芳香族化合物 ,  第一アミン
準シソーラス用語： *光励起 ,  時間依存密度汎関数法 ,  非断熱分子動力学 ,  *無放射不活性化

分類 (4件)： ペプチド  (CF10080G) ,  アミノ酸  (CF10070V) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A)

物質索引 (4件)： N^α-アセチル-N-メチルフェニルアラニンアミド ,  N-アセチルフェニルアラニンアミド ,  N-アセチルフェニルアラニンアミド・水和物 ,  フェニルアラニン

タイトルに関連する用語 (5件)： 励起 ,  フェニルアラニン ,  残基 ,  計算 ,  研究