抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】3~5歳の正常聴力小児における短期間脳幹反応(CABR)の特徴と変化傾向を研究する。方法:132例(224耳)の3~5歳の正常聴力児童を年齢(1歳群1群)に分け、3群に分けた。3歳群の74耳、4歳群の78耳、5歳群の72耳、3群の児童に対して短時間聴性脳幹反応測定を行い、各群のABR反応閾値、波潜伏期及び波に対して単変量分散分析を行い、その後両群間の多重比較を行った。【結果】3DB群におけるABR波I,III,Vの潜伏期は,それぞれ,1.24±0.09,3.53±0.16,5.39±0.23MSであった。I-III,I-Vの平均値はそれぞれ2.30±0.15,4.15±0.22MSであり,反応閾値は22.57±4.40DB NHLであった。4歳群のI,III,Vの潜伏期はそれぞれ1.23±0.10,3.52±0.39,5.30±0.21MSであり,I/V,I/Vはそれぞれ2.28±0.39,4.07±0.22MSであった。反応閾値は21.15±4.83DB NHLであった。5歳群のI、III、V潜伏期はそれぞれ1.24±0.10、3.67±0.63、5.34±0.19 MSであり、I~V、I~Vはそれぞれ2.42±0.63、4.09±0.19 MSであった。反応閾値は21.11±3.48DB NHLであった。3~5歳の小児のCABR反応の平均値は21.61±4.33DB NHLであり、4歳群の波V潜伏期とI~V群は3歳群より短縮し、統計学的有意差があった(P<0.05)が、両群の間には統計学的有意差がなかった。【結論】3,4,5歳の正常聴覚小児のABR閾値は,それぞれ22.57±4.40,21.15±4.83,21.22±3.48DB NHLであった。3~5歳の児童のCABRの正常な反応性はレベル±4.33DB NHLであり、聴覚脳幹の中枢は4歳の発育で成熟している可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】