文献

J-GLOBAL ID：201702266712655116   整理番号：17A0782832

Dirac電子系における軌道電流が原因となった核スピン緩和時間

Nuclear Sin Relaxation Time Due to the Orbital Currents in Dirac Electron Systems

著者 (3件)： HIROSAWA Tomoki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MAEBASHI Hideaki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  OGATA Masao (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 86  号： 6  ページ： 063705.1-063705.5  発行年： 2017年06月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 核スピン緩和時間T₁を,Dirac電子の軌道流からの寄与を考慮して計算した。3次元バルク系における非相互作用Dirac電子ガスの簡単なモデルを考察した。得られた結果は,エネルギーギャップより上の温度Tで1/T₁がT³依存性を見せることを示す。この温度依存性は,トポロジカル絶縁体Bi_0.9Sb_0.1のバルクでの最近のβ-NMR実験の結果と定性的に一致する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： スピン-格子緩和 ,  電子 ,  温度依存性 ,  絶縁体 ,  *ビスマス化合物 ,  アンチモン化物 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  *トポロジカル絶縁体
準シソーラス用語： *Dirac電子 ,  アンチモン化ビスマス ,  *核スピン-格子緩和

分類 (1件)： その他の無機化合物のNMR  (BM07043Z)

引用文献 (24件)：

• P. A. Wolff, J. Phys. Chem. Solids 25, 1057 (1964).
• H. A. Weldon, Phys. Rev. D 26, 1394 (1982).
• A. Bechler, Ann. Phys. (N.Y.) 135, 19 (1981).
• H. Maebashi, M. Ogata, and H. Fukuyama, arXiv:1705.06474.
• L. Wehrli, Phys. Kondens. Mater. 8, 87 (1968).

タイトルに関連する用語 (5件)： Dirac電子系 ,  軌道 ,  原因 ,  核 ,  スピン緩和時間