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J-GLOBAL ID:201702266743997038   整理番号:17A0716521

高感度で安定な用途向けの金属類似物/金属2重シェル構造における相乗的SERS増強

Synergetic SERS Enhancement in a Metal-Like/Metal Double-Shell Structure for Sensitive and Stable Application
著者 (12件):
資料名:
巻:号: 15  ページ: 13564-13570  発行年: 2017年04月19日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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SPR(表面プラズモン共鳴)は,光が金属ナノ構造に入射した際のサブ波長粒子内の核周囲の自由電子の集団振動のことを称し,太陽電池やバイオセンサー等の幅広い用途で使用される。そして,プラズモン特性は,主として,金属材料の影響を受けることが知られている。特に,窒化チタン(TiN)は,優れた化学安定性,高い融点,および,金属に近い光学特性により,重要な低損失プラズモン材料と考えられている。本稿では,TiNをAgプラズモンナノ構造と合成させ,その特性を,SERS用途における安定性と感度の観点から評価した。まず,ポリスチレン(PS)ナノ球を使用するテンプレート法に続き,無線周波数(RF)マグネトロンスパッタリング法によって,TiN-Ag二重シェルHNS(中空ナノ球)アレイを合成した。この際,厚さが5,10nmのTiN薄膜をAg HNS上に蒸着して,2種類の試料を作成した。そして,得られた試料の形状や構造特性を,電界放射走査型電子顕微鏡等により調査し,試料のラマン強度を測定することで,SERS基板安定性を評価した。この結果,TiNの金属状の特性によるAgからTiNシェルまでの電荷移動により,シェル周囲で強い近接場が維持されることが示された。そして,この複合構造において,AgとTiNシェル内の物理と化学機構によって相乗的に誘起される高いラマン感度,および,TiNの保護による優れた安定性が実現された。特に,TiN-の厚さが5nmの試料は,優れた感度と安定性を示した。
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分類 (1件):
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赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル一般 
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