抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2種類のゾル-ゲル法でマイエナイト(Ca
12Al
14O
33)を合成し,生成過程に対する原料と溶媒の組合せ,焼成温度及び焼成雰囲気の効果を粉末X線回折分析で調べた。4種類の溶液1~4を調製し,乾燥,焼成して粉末X線回折分析で評価した。溶液1は硝酸カルシウム四水和物(Ca原料),トリ-sec-ブトキシアルミニウム(Al原料),2-メトキシエタノール(溶媒)を用いて調製した。溶液2は硝酸カルシウム四水和物,トリ-iso-プロポキシアルミニウム(Al原料),2-メトキシエタノールで調製した。溶液3は2-エチルヘキサン酸カルシウム(Ca原料),トリ-iso-プロポキシアルミニウム,2-メトキシエタノール,アセチルアセトンで調製した。溶液4は酢酸カルシウム一水和物+2-エチルヘキサン酸(Ca原料),トリ-iso-プロポキシアルミニウム,2-メトキシエタノール,アセチルアセトンで調製した。調製溶液を空気中での風乾または350~450°Cで乾燥し,得られた前駆体を空気中または酸素中において600~1300°Cで焼成した。焼成温度の上昇に伴う生成相の変化を粉末X線回折で追跡した。原料と溶媒の組合せと焼成条件が生成物に影響した。2-エチルヘキサン酸カルシウムとトリ-iso-プロポキシアルミニウムにより低温でマイエナイトが生成し,酸素中より空気中の焼成でマイエナイトが容易に生成した。