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J-GLOBAL ID:201702266810413012   整理番号:17A1297107

「低食塩」をテーマとした実験・実習のあり方

著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 21-27  発行年: 2017年07月01日 
JST資料番号: F1804A  ISSN: 2189-745X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本学では2015年度より2年生を対象に「栄養学実習I」および「生化学実験」において,同一サンプルを用いた授業を展開している。栄養学実習Iにおいて,3日間ずつ「低塩食」と「高塩食」を摂取させ,その食事記録から摂取エネルギーおよび栄養価を算出すると同時に,「低塩食」「高塩食」後の24時間尿を採取しそれぞれの尿中NaClの定量を行い,生化学実験ではこれらの尿を用いて尿中尿素およびクレアチニン量を求める実験を行っている。この実習・実験で得られた結果を,レポートに記録されたデータをもとに解析したところ,学生が考える低塩食は食事記録法において高塩食摂取時の10.2±0.7g/dayから4.2±0.4g/dayに減少したものの,高塩食摂取時と比較して,低塩食摂取時はエネルギーおよびタンパク質摂取量ともに有意に低値であった(p<0.001,p<0.01)。食事全体の量を減らすなどエネルギーと共にタンパク質摂取量が低値である傾向が見られ,将来管理栄養士として減塩食を指導するのに適さない食事をしている傾向がみられた。また,本実習・実験においては食事記録方法の修得・栄養価計算の方法・尿成分の測定時の使用器具や尿の希釈倍率などを自らが考えて定量することに加えて,Naとタンパク質の代謝について理解を深めることも目的としていたが,計算ミスや不適切な器具の選択や尿の希釈も一部にみられた。また,代謝に関する考察は不十分であり,摂取した栄養素がどのように代謝されて尿中に排泄されているかの理解は現行の授業のみでは困難であることが推察された。今後,これらの実習・実験をどのように改善することが学生の理解の向上に繋がるか検討を要すと考えられた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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科学技術教育  ,  食品の化学・栄養価 
引用文献 (11件):
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