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J-GLOBAL ID：201702266890159068   整理番号：17A0963173

NJL₂模型の枠組みにおけるカイラル非対称な密なクォーク物質における非均一荷電パイオン凝縮

Inhomogeneous charged pion condensation in chiral asymmetric dense quark matter in the framework of a NJL₂ model

著者 (4件)： KHUNJUA T. G. (Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  KLIMENKO K. G. (NRC “Kurchatov Inst.”, Moscow Region, RUS) ,  ZHOKHOV R. N. (NRC “Kurchatov Inst.”, Moscow Region, RUS) ,  ZHUKOVSKY V. C. (Moscow State Univ., Moscow, RUS)
資料名： Physical Review. D  (Physical Review. D)
巻： 95  号： 10,Pt.B  ページ： 105010.1-105010.18  発行年： 2017年05月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 2470-0010  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2クォークフレーバの(1+1)次元Nambu-Jona-Lasinio(NJL₂)模型の相構造を,バリオン,アイソスピン,およびカイラルアイソスピン化学ポテンシャル(それぞれ,μ_B,μ_I,およびμ_I5と記す)の存在の下で,さらに空間的非均一凝縮が存在すると仮定し,調べた。簡単のため,凝縮の非均一性は,カイラル凝縮に対するカイラル密度波および荷電パイオン凝縮(PC)に対する単一平面波の形で取り入れた。考察した模型のほぼ全パラメータ範囲で非均一性が実現されることがわかった。大N_c近似の主要次で,カイラル対称性の破れ(CSB)の相と荷電PC相との間に双対性が生じることを示した。これは,任意の化学ポテンシャルμ_Bに対して,μ_I=A,μ_I5=Bのとき,例えばCSB(あるいはPC)相が生成されるとすると,値の入れ替わったμ_I=B,μ_I5=Aのとき,PC(あるいはCSB)相が生成されることを意味する。したがって,この模型の相構造は,μ_I<μ_I5でわかれば十分である。さらに,バリオン密度が零でない非均一荷電PC相が,任意に小さい化学ポテンシャルμ_I5の値(μ_Bとμ_Iのかなり大きな領域に対して)によって誘導されることも示した。

シソーラス用語： 理論 ,  凝縮 ,  π中間子凝縮 ,  カイラル対称性 ,  対称性の破れ ,  *Nambu-Jona-Lasinio理論 ,  構造 ,  不均一性
準シソーラス用語： Nambu-Jona-Lasinio模型 ,  QCD現象論 ,  *カイラル凝縮 ,  パイオン凝縮 ,  相構造 ,  *非均一性

分類 (2件)： 強い相互作用の模型  (BF02040W) ,  場の理論一般  (BF01021K)

タイトルに関連する用語 (8件)： 模型 ,  枠組み ,  カイラル ,  非対称 ,  クォーク物質 ,  非均一 ,  荷電 ,  パイオン凝縮