文献

J-GLOBAL ID：201702266892606437   整理番号：17A0389920

新しい微生物天然生産物の目標を定めた発見のための系統発生指導(メタ)ゲノムマイニングアプローチ

Phylogeny-guided (meta)genome mining approach for the targeted discovery of new microbial natural products

著者 (1件)： KANG Hahk-Soo (Konkuk Univ., Seoul, KOR)
資料名： Journal of Industrial Microbiology & Biotechnology  (Journal of Industrial Microbiology & Biotechnology)
巻： 44  号： 2  ページ： 285-293  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： E0005C  ISSN： 1367-5435  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ゲノムに基づく方法は天然生産物研究における一般的な方法である。しかし,その一般的方法の前提は,膨大な数の環境微生物が未知生合成遺伝子クラスタをもち,それらが実験室環境条件ではサイレンとまたは弱発現するという事実である。系統発生指導マイニングアプローチは関心のある新しい生合成遺伝子クラスタ探索における多くの微生物ゲノム類またはメタゲノム類を迅速にスクリーニングできる方法を与える。このアプローチでは,生合成遺伝子クラスタは分子マーカーとして役立ち,既知と未知マーカー遺伝子配列により構築された系統樹を用いてそれらの代謝特性のための生合成遺伝子クラスタに優先順位をつけることができる。このアプローチ利用の増加は低コストな配列決定技術の出現とともにここ数年観察されている。本レビューでは,系統発生指導マイニングアプローチの基本概念を論じ,また,微生物ゲノム類とメタゲノム類からの新しい天然生産物類の発見のために適用された数例を与えた。系統発生指導マイニングアプローチはゲノムに基づく天然生産物研究において重要な役割をはたすと予測している。

シソーラス用語： *生物生産 ,  *系統発生 ,  *遺伝学実験技術 ,  *ゲノム ,  実験室 ,  遺伝子発現 ,  バイオマーカー ,  ヌクレオチド配列 ,  系統樹 ,  代謝 ,  優先順位 ,  天然材料
準シソーラス用語： *ゲノムマイニング ,  ハイスループットヌクレオチド配列決定法 ,  メタゲノミクス ,  メタゲノム ,  遺伝子クラスタ ,  環境条件 ,  環境微生物 ,  生合成遺伝子 ,  *微生物生産

分類 (3件)： 進化論一般  (EC03010Q) ,  微生物代謝産物の生産  (FK03020A) ,  遺伝学研究法  (EC01020N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 微生物 ,  目標 ,  発見 ,  系統発生 ,  指導