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J-GLOBAL ID:201702266998988914   整理番号:17A0377180

膵臓癌幹細胞のプロテオーム解析:脂肪酸合成とメバロン酸経路の機能的役割【Powered by NICT】

Proteomic analysis of pancreatic cancer stem cells: Functional role of fatty acid synthesis and mevalonate pathways
著者 (13件):
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巻: 150  ページ: 310-322  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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最近,著者らは,膵臓癌幹細胞(CSC)のセクレトームは癌分化,浸潤および転移に関与する蛋白質によって特徴付けられることを示した。しかし,膵臓CSCの特異的特性をもたらすことを差次的に発現した細胞内蛋白質はまだ同定されておらず,結果としての混乱した代謝経路はまだ解明されていない。膵臓CSCの変調蛋白質を同定するために,iTRAQベースのプロテオーム解析はPanc1CSCおよびPanc1親細胞のプロテオームを比較し,二百三十の変調蛋白質を同定した。経路分析は解糖,ペントースリン酸経路,ピルビン酸-りんご酸回路,および脂質代謝の活性化だけでなく,クレブス回路,スプライセオソームと非相同末端結合のダウンレギュレーションを明らかにした。これらの知見は,メタボロミクスとイムノブロット分析によって支持された。セルレニンによる脂肪酸シンターゼとアトルバスタチンによるメバロン酸経路の阻害は親細胞よりも癌幹細胞に抗増殖効果を有することが分かった。総合すれば,これらの結果は,膵臓癌幹細胞の代謝ネットワークシグネチャのいくつかの重要な側面を明らかにし,重要なおよび新規治療標的に光を当てと脂肪酸合成とメバロン酸経路はそれらの生存率を確保する上で重要な役割を果たすことを示唆した。膵臓癌幹細胞(CSC)の変化した代謝経路をより良く理解するために,Panc1とPanc1CSCの包括的プロテオーム解析と代謝産物プロファイリング研究を行った。得られた知見は,Panc1CSCは解糖,ペントースリン酸経路,ピルビン酸-りんご酸回路,と脂質代謝のアップレギュレーションにより及びKrebsサイクル,スプライセオソームと非相同末端結合のダウンレギュレーションにより特徴づけられることを示した。さらに,脂肪酸合成とメバロン酸経路は膵臓癌幹細胞の生存に重要な寄与を果たすことを示した。本研究では,膵臓癌幹細胞の知識広がりに有用であり,新規治療戦略の開発を促進することができた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  遺伝子発現 

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