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J-GLOBAL ID:201702266999539237   整理番号:17A1612854

モノづくり現場と地球環境問題 第79回「水銀に関する水俣条約」の発効~公害病発生から60有余年後の国際的合意~

著者 (1件):
資料名:
巻: 50  号: 10  ページ: 30-34  発行年: 2017年10月15日 
JST資料番号: L8074A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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水俣病は,熊本県水俣市の新日本窒素肥料の水俣工場から,水俣湾に排出された排水中のメチル水銀化合物に汚染された魚介類を食べることによって起こった中毒性の神経系疾患である。水銀に関する水俣条約は,水銀の一次採掘から貿易,水銀添加製品や製造工程での水銀利用,大気への排出や水・土壌への放出,水銀廃棄物に至るまで,水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約である。水銀対策は,“ライフサイクル全体における水銀対策の推進”と題して,その問題点を解説しており,その要約を紹介した。国連環境計画の報告によれば,水銀は火山活動,岩石の風化等の自然現象に加え,化石燃料(特に石炭)の燃焼,零細及び小規模な金の採掘,塩化ビニル・苛性ソーダの製造,歯科充填や廃棄物の焼却等の様々な人間の活動によって排出される。水銀は,一度環境に排出されると分解されることなく自然界を循環するという環境残留性及び長距離移動性を有するため,自然現象と人間の活動に加え,土壌,水域,植物に蓄積されたものからの再排出等によっても環境に排出される。
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分類 (2件):
分類
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環境汚染一般  ,  水銀とその化合物 
引用文献 (7件):
  • 経済産業省: 「(ニュースリリース) 水銀に関する水俣条約の発効が決定しました」 (2017.5.19)
  • 環境省環境保健部環境安全課編集: 「(パンフ) 水銀に関する水俣条約と日本の貢献」 (2015.9)
  • 環境省編: 「2016年版 環境白書/循環型社会白書/生物多様性白書」 日経印刷(株) (2016.6)
  • UNEP: 「Global Mercury Assessment 2013~Sources, Emissions, Releases, and Environmental Transport」 (2013)
  • 池見哲司: 「水俣病闘争の軌跡」 緑風出版 (1996.9)
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