文献

J-GLOBAL ID：201702267151210925   整理番号：17A1277880

ピアニストの演奏解釈を記述した演奏表情データベースの構築

著者 (6件)： 橋田光代 (相愛大 音楽) ,  兼口敦音 (関西学院大 理工) ,  中村栄太 (京大 大学院情報学研究科) ,  古屋晋一 (ソニーコンピューターサイエンス研) ,  小川容子 (岡山大 大学院教育学研究科) ,  片寄晴弘 (関西学院大 理工)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2017  号： MUS-116  ページ： Vol.2017-MUS-116,No.23,1-6 (WEB ONLY)  発行年： 2017年08月17日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 音楽学における系譜や特徴分析,音楽情報処理研究におけるベンチマーク用途として音楽データベースの果たす役割は極めて大きい。我々は,バッハ,モーツァルト,ベートーヴェン,ショパンを中心としたクラシック音楽のピアノ曲を対象に,演奏表情を扱った演奏表情データベースCrestMusePEDBの構築を進めてきた。2007年11月のプロジェクト開始当初からこれまでに,音響信号からの採譜による既存名演奏の演奏表情データを集積し,拍単位のテンポ推移とダイナミクス,個々の音の発音時刻・持続時間・音の強さに関するMIDIレベルでの分解能に応じた特徴をXMLに準拠した形で記述・配付を行ってきた。これまでに述べ50以上の研究機関に配布され,演奏表情付け,音楽情報検索等の研究における学習データとして利用されている。2016年より,データベース拡充の要請を受けて,第2版として新たに3年間のプロジェクトを開始した。演奏データの増強に加えて,ピアニスト自身の演奏解釈によるフレーズ構造の集積を行っている。本稿では,PEDB第2版の制作概要について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *行為 ,  *音楽 ,  人間 ,  *スペシャリスト ,  ピアノ ,  表情 ,  データベース ,  音波信号 ,  記録 ,  楽譜 ,  間隔 ,  音の強さ ,  データ ,  *特徴抽出
準シソーラス用語： MIDI ,  ダイナミクス ,  テンポ【音楽】 ,  *ピアニスト ,  *演奏 ,  演奏者 ,  音楽データベース ,  音響信号 ,  学習データ ,  採譜

分類 (1件)： 楽器音響  (BB03070Y)

引用文献 (22件)：

• RWC 研究用音楽データベース: http://staff.aist.go.jp/m.goto/RWC-MDB/ (2012 (last update)).
• Downie, J. S.: The Music Information Retrieval Evaluation eXchange (MIREX), D-Lib Magazine, p. Vol.12 No.12 (2006).
• McEnnis, D., McKay, C. and Fujinaga, I.: Overview of OMEN, Proc. ISMIR, Victoria, pp. 7-12 (2006).
• Schaffrath, H.: http://essen.themefinder.org/ (2000 (last update)).
• Senju, M. and Ohgushi, K.: How Are the Player’s Ideas Conveyed to the Audience?, Music Perception, Vol. 4, No. 4, pp. 311-323 (1987).

タイトルに関連する用語 (6件)： ピアニスト ,  演奏 ,  記述 ,  表情 ,  データベース ,  構築