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J-GLOBAL ID：201702267232852267   整理番号：17A0653299

集合住宅における隣戸への床衝撃音の伝搬

著者 (1件)： 藤澤康仁 (大林組 技研)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 73  号： 6  ページ： 357-363  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 同一階の隣戸間における床衝撃音の伝搬について述べた。この伝搬には床スラブ内を振動して伝搬する固体伝搬音と,戸境壁などを透過する空気伝搬音の両方が影響していることが予想される。本稿では,重量床衝撃音を対象として,同一スパンに異なる住戸が位置する実建物における内装施工段階ごとの床衝撃音・空気音遮断性能測定結果や,その他の測定事例から隣戸間の床衝撃音の伝搬経路と寄与度について検討した事例を紹介した。集合住宅における同一階の燐戸間の重量床衝撃音が直下室よりも大きくなる場合があること,その伝搬経路には戸境壁を透過する空気伝搬音とスラブを伝搬する固体伝搬音の両方の寄与があることを示した。

シソーラス用語： *床衝撃音 ,  *音波伝搬 ,  *集合住宅 ,  経路 ,  音響 ,  特性
準シソーラス用語： 伝搬経路 ,  空気伝搬音 ,  固体伝搬音 ,  振動特性 ,  *騒音伝搬

分類 (1件)： 床,天井  (RB03040H)

引用文献 (4件)：

• 大脇雅直,近藤誠一,財満健史,石丸岳史,久米智史,高倉史洋,山下恭弘,“大型スラブの床衝撃音遮断性能に関する研究-梁で区画されたスラブ内に2住戸が配置される場合の床衝撃音遮断性能について-,”音講論集,pp.813-814(2006.9).
• 藤澤康仁,渡辺充敏,“隣戸間の重量床衝撃音の伝搬に関する検討,”音響学会建築音響研資,AA2015-02(2015).
• JIS A 1418-2:2000,“建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法-第2部:標準重量衝撃源による方法”(2000).
• JIS A 1417:2000,“建築物の空気音遮断性能の測定方法”(2000).

タイトルに関連する用語 (4件)： 集合住宅 ,  戸 ,  床衝撃音 ,  伝搬