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J-GLOBAL ID：201702267320028026   整理番号：17A0979816

高潮発生時の越波・越流の遷移過程を対象とした数値解析

著者 (3件)： 鈴山勝之 (株式会社エコー 技術本部防災解析部) ,  樋口直人 (株式会社エコー 技術本部防災解析部) ,  柴木秀之 (株式会社エコー 技術本部)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_241-I_246(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高潮浸水被害に関する検討を行うにあたっては,高潮浸水シミュレーションを用いた浸水状況の見積りが必要になるため,海域から陸域に流入する越波・越流量を精度良く算出することが重要になる.しかし,その際にCADMAS-SURFを用いると膨大な計算時間が必要になる.本研究では,CADMAS-SURFに代わる簡便な推定方法を検討し,越波と越流が共存する状況に対しても護岸や堤防等からの越波・越流量を推定可能な手法を構築した.この手法は高潮浸水シミュレーションモデルに容易に組み込むことが可能であり,越波から越流へ遷移する各段階の越波・越流量を簡易的・連続的に算出できることから,高潮浸水想定区域の推定精度を向上させる上で有用な方法となる.(著者抄録)

シソーラス用語： *高潮 ,  *浸水 ,  *シミュレーション ,  水害 ,  *越波 ,  越流 ,  *推定 ,  方式
準シソーラス用語： 高潮水害 ,  *越流量 ,  推定法 ,  *遷移

著者キーワード (5件)： CADMAS-SURF ,  storm surge ,  overtopping ,  overflow ,  numerical simulation

分類 (3件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  洪水対策  (RC12040I) ,  流体波  (RC10013M)

引用文献 (8件)：

• 1) 沿岸技術研究センター : CADMAS-SURF実務計算事例集,沿岸技術ライブラリーNo. 30,2008.
• 2) 鈴木武,柴木秀之,鈴山勝之 : 数値波動水槽を用いた越流現象の特性解析,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol. 69, No. 2, pp. I_1006-I_1011, 2013.
• 3) 鈴木武,鈴山勝之,柴木秀之 : 波浪が越流量に与える影響の見積と特徴,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol. 70, No. 2, pp. I_235-I_240, 2014.
• 4) 合田良実,岸良安治,神山豊 : 不規則波による防波護岸の越波流量に関する実験的研究,港湾技術研究所報告,第14巻,第4号,pp. 3-44, 1975.
• 5) 合田良實 : 耐波工学 港湾・海岸構造物の耐波設計,430p.,鹿島出版,2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： 高潮 ,  越波 ,  越流 ,  遷移 ,  過程 ,  数値解析