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J-GLOBAL ID：201702267413414969   整理番号：17A0474512

高炭素鋼における残留オーステナイトの安定性に及ぼすCrの少量添加の影響【Powered by NICT】

Effect of small addition of Cr on stability of retained austenite in high carbon steel

著者 (3件)： Hossain Rumana (Centre for Sustainable Materials Research and Technology, School of Materials Science and Engineering, UNSW, Australia) ,  Pahlevani Farshid (Centre for Sustainable Materials Research and Technology, School of Materials Science and Engineering, UNSW, Australia) ,  Sahajwalla Veena (Centre for Sustainable Materials Research and Technology, School of Materials Science and Engineering, UNSW, Australia)
資料名： Materials Characterization  (Materials Characterization)
巻： 125  ページ： 114-122  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0448C  ISSN： 1044-5803  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マルテンサイトとオーステナイトの二相構造を持つ高炭素鋼はそれらの硬さ,強度および比較的低コストのために高い摩耗環境における工業的応用のための大きな可能性を持っている。優れた特性を有するコスト効果的な高炭素鋼を設計するために,残留オーステナイト(RA)の安定性に及ぼすクロム(Cr)の影響を同定し,固体相転移への影響を完全に理解することが重要である。本研究では,この重要な知識ギャップを明らかにした。バルク材料,定量X線回折分析,個々のオーステナイト粒のナノインデンテーション,透過型電子顕微鏡と電子後方散乱回折に基づく配向顕微鏡法に対する標準圧縮試験を用いて,高炭素鋼中の残留オーステナイトのミクロ組織,変態挙動と機械的安定性に及ぼすCrの影響を調べ,Cr含有量を変化させた。結果はCr%を増加させ,RAの形態を変化させ,その安定性を増加させ,その結果,マルテンサイト変態のための臨界圧力を増加させることを明らかにした。本研究では,残留オーステナイトの弾塑性挙動を検討し批判的に持ち,マクロまでナノレベルからの高炭素鋼の準安定オーステナイトのCrの少量添加の影響の深い理解を提供する。,高炭素低合金鋼の新しい応用への道を開くものである。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 透過型電子顕微鏡 ,  *オーステナイト ,  *クロム ,  硬度 ,  マルテンサイト変態 ,  *炭素 ,  顕微鏡観察 ,  *高炭素鋼 ,  ナノインデンテーション ,  マルテンサイト ,  低合金鋼 ,  圧縮試験 ,  摩耗 ,  *残留オーステナイト ,  弾塑性

著者キーワード (5件)： 固体相転移 ,  高炭素鋼 ,  残留オーステナイト ,  Crの影響 ,  相安定性

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 高炭素鋼 ,  残留オーステナイト ,  安定性 ,  Cr ,  少量添加