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J-GLOBAL ID：201702267417724073   整理番号：17A1694428

米国の縮退都市における総合計画及びゾーニングコードの策定過程に関する考察 -ミシガン州Flint市及びDetroit市を事例として-

著者 (3件)： 矢吹剣一 (東大 大学院工学系研究科) ,  黒瀬武史 (九大 大学院人間環境学研究院) ,  高梨遼太郎
資料名： 都市計画報告集(CD-ROM)  (Report of the City Planning Institute of Japan)
号： 15  ページ： 62-65  発行年： 2017年04月25日 
JST資料番号： L4775B  ISSN： 1348-2858  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,米国の縮退都市における総合計画及びゾーニングコードの策定過程に関し,ミシガン州Flint市及びDetroit市を事例として報告した。先ず,我が国でも人口減少に伴う低未利用地(空き家・空き地等)の問題が深刻化していること,本研究は,米国ミシガン州の人口減少都市であるFlint市とDetroit市の2都市を比較対象とし,総合計画の策定及びそれに基づく具体的な土地利用規制(Zoning Code)策定の一連の取り組みについて,現況の把握及び両都市の比較・考察を行うこと等を報告した。次に,Flint市とデトロイト市の状況について報告した。最後に,Flint市とDetroit市の比較に関し,Flint市では,法定計画のプロセスに則り,市役所主体で計画策定を実施したこと,Detroit市の場合はDetroit Works Project の失敗の後,財団主導でSFP(Strategic Framework Plan)の策定を実施したが,法定の総合計画策定プロセスを経ていないこと,結果的にFlint市の場合は総合計画がまとまり,Detroit市は苦戦しているという状況であったこと等を報告した。

シソーラス用語： *アメリカ合衆国 ,  縮退 ,  都市 ,  地域制 ,  コード ,  事例研究 ,  土地利用 ,  過疎化 ,  最適化
準シソーラス用語： *ゾーニングコード ,  *縮退都市 ,  *総合計画

分類 (1件)： 土地利用一般,地域制  (RD02010Z)

引用文献 (23件)：

• 瀬戸口剛, 長尾美幸, 岡部優希, 生沼貴史, 松村博文 (2014)「集約型都市へ向けた市民意向に基づく将来都市像の類型化-夕張市都市計画マスタープラン策定における市街地集約型プランニング」, 日本建築学会計画系論文集Vol. 79(2014) No. 698 pp.949-958
• 饗庭伸 (2015)『都市をたたむ』花伝社pp.131-135
• Philipp Oswalt (2006) ′′Shrinking cities vol.1: International research′′ HATJE CANTZ
• Philipp Oswalt, Will Alsop, Ruedi Baur, (2006) ′′Shrinking cities: Interventions′′ HATJE CANTZ
• Karina Pallagst 他 (2009) ′′The Future of Shrinking Cities: Problems, Patterns and Strategies of Urban Transformation in a Global Context′′ University of California

タイトルに関連する用語 (6件)： 米国 ,  縮退 ,  都市 ,  ゾーニング ,  過程 ,  ミシガン