抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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南シナ海の最北端環礁,Dongsha環礁(Pratas島として知られている)は二つの対照的な物理現象:サンゴ白化しきい値を超える海面水温の反復異常と環礁の外側珊瑚礁斜面での低温深層水の周期的湧昇が世界の最も強い内部波の規則的な影響を受ける。このユニークな組み合わせで,ラグーンとforereef間のサンゴ種組成と構造の有意差をもたらす可能性がある。Dongsha環礁で2 15m深さ範囲の12か所で年8月-2016年9月において行われた調査は主にforereefに生息する「熱感受性のイシサンゴ属間の明確な空間的分離,Acropora,PocilloporaおよびMontiporaを含む,ラグーンに主に‘耐熱性’属,塊状Porites,葉状Echinopora,PavonaとTurbinariaを含む,を明らかにした。forereefに及ぼす平均サンゴ被度及び種の豊富さは,それぞれラグーンにおけるそれらより1.8と1.4倍高かった(forereef61.3%と98種対ラグーンにおける34.2%および69種)であった。イシサンゴを生きること死の比として表したサンゴ死亡率は同じパターン(ラグーンにおける0.4対forereefに0.009)を示した。さらに,実験室実験では,(例えば,Pocillopora verrucosa及びP.damicornis),ラグーンから熱感受性」分類群はforereefからそれらの対応物よりも漂白への高い抵抗を示した。今回の結果は,東沙環礁は,南シナ海北部における造礁サンゴの潜在的熱避難所であるとラグーンのサンゴコミュニティにおける漂白に対する回復力と抵抗性の発達を明らかにしたことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】