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J-GLOBAL ID:201702267554266729   整理番号:17A0581369

代理親魚技術を利用した遺伝資源の保存管理技術の開発

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資料名:
巻: 17  号: 133  ページ: 71-74  発行年: 2017年05月10日 
JST資料番号: G0735C  ISSN: 1346-9800  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,水産物の安定供給の観点からも水産増養殖の重要性が増してきている。トラフグは国内における重要な養殖対象種であることから,これまでに親魚管理,人為催熟,種苗生産などの技術開発が進められてきた。優良親魚の飼育管理には,常にリスクが伴っている。今後,優良形質家系を養殖品種として利用していくには,低コストかつ簡便に行える遺伝資源の保存管理技術を開発しておく必要がある。遺伝資源を保存・管理できる技術としては,配偶子を凍結保存するという戦略が取り組まれてきた。現在までに精子の凍結保存に関しては多くの魚種で技術開発がなされている。一方で,大型の細胞サイズを伴う卵については,凍結保存技術が確立されておらず,凍結保存した配偶子同士を交配することによって個体再生をはかることは困難である。近年,サケ科魚類では,ドナーとする異種の生殖細胞を宿主へと移植し,宿主からドナー由来の子孫を生産する代理親魚技術が開発されている。本稿では,トラフグにおいて筆者らが研究開発を進めている代理親魚技術を介した遺伝資源の保存・管理技術について紹介した。本研究により開発した凍結保存技術により凍結された生殖細胞は,代理親のクサフグ生殖腺内で機能的なトラフグ精子へと分化でき,これを用いた交配により次世代子孫を生産できることが実証された。
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分類 (1件):
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増養殖の技術 
引用文献 (19件):
タイトルに関連する用語 (4件):
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