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J-GLOBAL ID:201702267604702385   整理番号:17A1360467

ニッケル錯体生成によるベンザインのメチル化における異常なSN2機構に関する研究【Powered by NICT】

A study on an unusual SN2 mechanism in the methylation of benzyne through nickel-complexation
著者 (7件):
資料名:
巻: 19  号: 39  ページ: 26926-26933  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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メチル化過程中のベンザイン-ニッケル(Ni)錯体([Ni(C6H4)(dcpe)])のヨードメタンとの三つの反応機構,すなわち(a)ヨードメタンとベンザイン-Ni錯体のSN2反応,(b)結合切断/形成過程中の協奏的σ-結合メタセシス,及び(c)Ni中心へのヨードメタンの酸化的付加とそれに続く還元的脱離過程を調べた。DFT計算でSN2反応の反応障壁が他の機構よりもわずかに低いことを明らかにした。軌道解析の結果の示唆では,[[Ni(C6H4)(dcpe)]Ni0(3d10)中心をもつη2構造の代りにベンザインとNiII(3d8)中心の間でのメタラサイクル構造を形成する。メタラサイクル構造は高原子価NiIVへのさらなる酸化を回避するためNiII-Me結合の形成における酸化的付加の中間体として不適切になる。σ-結合メタセシスに沿っての高い自由エネルギーは立体障害から生まれ,これによってメチル化と協奏してNi-I結合を形成した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
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付加反応,脱離反応  ,  シクロヘキサン系  ,  コバルトとニッケルの錯体 

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