文献

J-GLOBAL ID：201702267698364682   整理番号：17A0918412

電波による見守り技術

Monitoring Techniques with Radio Waves

著者 (1件)： 大槻知明 (慶應義塾大学理工学部情報工学科)
資料名： 通信ソサイエティマガジン  (B-Plus)
巻： 11  号： 1  ページ： 24-29(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： L6624A  ISSN： 1884-4863  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 総人口の1/4以上が65歳以上の日本では, 高齢者の一人暮らしも多い. 高齢者も安心して暮らせる安全・安心な社会の実現は, 日本の喫緊の課題である. 65歳以上の高齢者の事故発生場所は, 住宅が最も多いことが知られている. 家庭内での見守りは, 生活空間での見守りであり, 特にプライバシーの保護が重要である. そのため, カメラなどの導入は好ましくない. プライバシーを保護しつつ家庭内での見守りを実現する技術として, 近年, 電波による見守り技術が注目されている. 電波による見守り技術は, 電波センサとも呼ばれている. 電波センサは, 人の存在や人の行動による電波伝搬の変動に基づき人の存在や人の行動を検出する. 電波センサは, カメラのような映像によるプライバシー侵害の心配がないため, 家庭への導入が期待されており, これまでに種々の電波センサが報告されている. 本稿では, 代表的な電波センサの幾つかを紹介する.(著者抄録)

シソーラス用語： *センサ ,  老人 ,  保護 ,  センサアレイ ,  レーダ
準シソーラス用語： *見守りセンサー ,  *電波センサ ,  独居高齢者 ,  プライバシー保護 ,  MIMOセンサ ,  MIMOレーダ

著者キーワード (6件)： 電波センサ ,  アレーセンサ ,  MIMOセンサ ,  MIMOレーダ ,  ドップラーセンサ ,  無線トモグラフィー

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

引用文献 (27件)：

• (1) 内閣府, 平成28年版高齢社会白書, 2016.
• (2) T. Tamrat, M. Griffin, S. Rupcic, S. Kachnowski, T. Taylorand, and J. Barfield, “Operationalizing a wireless wearable fall detection sensor for older adults,” Proc. 2012 6th Int. Conf. on Pervasive Comp. Technologies for Healthcare (PervasiveHealth), pp.2924-2928, May 2012.
• (3) 大槻知明, “電波を用いた行動・状態識別—電波センサ, ”システム/制御/情報, vol.57, no.9, pp.380-385, Sept. 2013.
• (4) 鹿島圭生, 中村僚兵, 梶原昭博, “特徴抽出手法を用いた浴室内見守り用UWBセンサ, ”2013信学ソ大, p.82(A), Sept. 2013.
• (5) 平澤徳仁, 鈴木康直, 馬杉正男, 小林隆一, “無線LANビーコン信号を用いた人検知方法に関する検討, ”2009信学総大, no.B-20-26, March 2009.

タイトルに関連する用語 (1件)： 電波