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J-GLOBAL ID：201702267769185222   整理番号：17A1224766

気象庁MSM風資料と1点浅海モデルを用いた長期波浪推算システムの太平洋岸への適用

APPLICABILITY OF A LONG-TERM WAVE HINDCAST SYSTEM COMPOSED OF MSM-BASED WIND DATA SETS AND BACKWARD RAY TRACING WAVE MODEL TO THE PACIFIC OCEAN COASTS OF JAPAN

著者 (6件)： 野中浩一 ((前)愛媛大学) ,  山口正隆 (愛媛大学) ,  畑田佳男 (愛媛大学 大学院理工学研究科) ,  井内国光 (愛媛大学 大学院理工学研究科) ,  宇都宮好博 (一般財団法人日本気象協会 事業本部) ,  日野幹雄 (株式会社テクノシステム)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_785-I_790(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気象庁MSM(Meso Scale Model)風資料と高地形解像度対応の1点浅海モデルを組み合わせた長期波浪推算システムを東シナ海沿岸と太平洋岸の24波浪観測地点における12年間の波浪推算に適用し,波浪の長期特性(波候)に関する観測結果との比較から次の成果を得た.1)本システムは対象地点の波候に対してかなり良好な再現性を示す.しかし,多様な気象条件のもとでの波浪を対象とするため,波高に関して相関係数の平均値は0.85であり,日本海沿岸の場合と比べて約0.1小さい.2)本システムの精度は東シナ海沿岸地点,ついで太平洋岸西側や北側の地点で高く,中部と東側の地点でやや低い.3)本システムはECMWFなどによる風解析値を入力条件とする従来のシステムと比べ,波高に関して0.05大きい相関係数を与えるが,周期では0.01上まわる程度である.(著者抄録)

シソーラス用語： *資料 ,  *風 ,  *行政機関 ,  *モデル ,  *浅水域 ,  *システム ,  *推定 ,  *波浪 ,  特性 ,  再現性 ,  *沿岸 ,  東シナ海
準シソーラス用語： 気象庁 ,  気象庁MSM風資料 ,  浅海モデル ,  *太平洋岸 ,  長期波浪推算システム ,  波候 ,  波浪推算

著者キーワード (6件)： long-year wave hindcast ,  MSM winds ,  backward ray tracing model ,  system validation ,  East China Sea coasts ,  Pacific Ocean coasts

分類 (1件)： 波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (6件)：

• 1) 野中浩一,山口正隆,畑田佳男,井内国光,宇都宮好博,日野幹雄:気象庁MSM風資料と1点浅海モデルを用いた長期波浪推算システムの日本海への適用,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 72,No. 2,pp. I_133-I_138,2016.
• 2) 山口正隆,畑田佳男,旭置武志:日本海沿岸での波候推定に対する長期浅海波浪推算システムの適用性の検討,自然災害科学J.JSNDS,11-3,pp. 157-174,1992.
• 3) 畑田佳男,山口正隆,大福学,李敏杰,野中浩一:波浪の20年推算システムの日本沿岸における適用性,自然災害科学J.JSNDS,20-3,pp. 307-324,2001.
• 4) 山口正隆,畑田佳男,野中浩一,大福学:台風モデル風の埋込みによる51年波浪推算システムの改良,海岸工学論文集,第49巻,pp. 206-210,2002.
• 5) 山口正隆,畑田佳男,宇都宮好博:一地点を対象とした浅海波浪推算モデルとその適用性,土木学会論文集,第381号/II-7,pp. 151-160,1987.

タイトルに関連する用語 (8件)： 気象庁 ,  MSM ,  資料 ,  浅海 ,  モデル ,  長期 ,  波浪推算 ,  太平洋岸