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J-GLOBAL ID：201702267806030004   整理番号：17A0517540

Yes/No意思伝達装置におけるALS患者の触覚利用による正答率向上の試み

A Trial of Accuracy Rate Improvement of Yes/No Communication Aid by Utilizing an ALS Patient’s Touch Sensation

著者 (4件)： 小澤邦昭 (東洋大 工技研) ,  内藤正美 (東洋大 工技研) ,  田中尚樹 (東洋大 工技研) ,  田中尚樹 (東洋大 理工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 519(WIT2016 76-95)  ページ： 1-4  発行年： 2017年03月03日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 身体が全く動かないALS患者が質問を受けたとき,そのYes/No回答を判定する近赤外光利用の意思伝達装置の研究を続けてきた。今回,被験者の触覚を利用し正答率を高める実験を試みた。実験では,被験者の手に触れるものとして,配偶者の手と発泡スチロールの野球ボールの2つの実験を行い,触覚を利用せずタスクを実施する基本実験の正答率と比較した。野球ボールの実験は基本実験と有意差がなかったが,配偶者が手を添える実験では平均正答率69.5%(回答数36),基本実験と比べて平均正答率が約14%向上し,有意水準5%で有意差があった。(著者抄録)

シソーラス用語： 生体機能補助機器 ,  筋萎縮性側索硬化症 ,  *ヒューマンインタフェイス ,  *ユーザインタフェイス ,  比率 ,  統計的決定 ,  球 ,  家族 ,  確率 ,  *コミュニケーション ,  近赤外線
準シソーラス用語： ALS ,  *意思伝達 ,  意思伝達装置 ,  *触覚インタフェイス ,  正答率 ,  配偶者 ,  野球ボール ,  有意差

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (12件)：

• M. Naito, Y. Michioka, K.Ozawa, Y. Ito, M. Kiguchi and T. Kanazawa, A Communications Means for Totally Locked-in ALS Patients Based on Changes in Cerebral Blood Volume Measured with Near-Infrared Light, IEICE Trans. Inf. & Syst., E90-D, 1028-1037, 2007.
• 内藤正美, ′′筋萎縮側索硬化症患者の意思伝達技術,′′ 光学, vol.36, no.12, pp.707-711, 2007.
• 小澤邦昭他, ′′NIRSを用いたALS患者の意思伝達装置,′′ NIRS-基礎と臨床-, 酒谷薫監修, pp.268-269, 新興医学出版社, 2012.
• 小澤邦昭,仙石淳子,内藤正美,小幡亜希子,木戸邦彦,尾形勇,金澤恒雄, ′′生体信号を利用したALS患者のYes/No意思伝達法,′′ 信学技報 IEICE Technical Report HCS 2013-45, pp.67-71, August 2013.
• 小澤邦昭,仙石淳子,内藤正美,尾形勇,金澤恒雄, ′′生体体信号を利用したALS患者のYes/No意思伝達法-判別分析法とサポートベクターマシンの比較検討-,′′ 信学技報 IEICE Technical Report WIT 2013-35, pp.65-70, August 2013.

タイトルに関連する用語 (7件)： NO ,  意思伝達装置 ,  ALS ,  患者 ,  触覚 ,  正答率 ,  試み