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J-GLOBAL ID：201702268081970737   整理番号：17A1091231

手の問題:経頭蓋磁気刺激に対する行動反応における利き手,前頭頭頂注意ネットワークの構造組織化,変動性間の因果リンク【Powered by NICT】

A matter of hand: Causal links between hand dominance, structural organization of fronto-parietal attention networks, and variability in behavioural responses to transcranial magnetic stimulation

著者 (2件)： Cazzoli Dario (Gerontechnology and Rehabilitation Group, University of Bern, Bern, Switzerland) ,  Chechlacz Magdalena (Department of Experimental Psychology, University of Oxford, Oxford, United Kingdom)
資料名： Cortex  (Cortex)
巻： 86  ページ： 230-246  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3168A  ISSN： 0010-9452  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 群レベルでの,ヒト視空間注意は非対称的に組織化され,右半球優位であることを示唆しているかなりの証拠。上縦束(SLF)の非対称組織は視覚的注意における右半球優位性を説明することが示されている。しかし,このような考慮はによる普遍的ではなく,視覚空間タスクに及ぼす非対称性能の大きな個別的な相違が報告されている。さらに,SLF頭内定位における変動は行動の非対称性と相関することが示されている。連続シータバースト刺激(cTBS)は一時的に皮質活性を妨害することを可能にする。後部頭頂皮質(PPC)に適用したcTBSは注意非対称性を系統的に研究するために以前に使用された。興味深いことに,刺激の有効性の大きな個別的な相違が報告されている。以前の動物およびヒトの研究と一致して,これらの著しい個人差の基礎となる一つの可能な原因は,前頭頭頂経路視空間注意を促進するの構造組織化である可能性がある。このように,本研究では,IPSに適用した修正cTBS(cTBS_mod;30Hzで三重項パルスの6Hzで反復)により誘導されたSLFの構造構成の変動性と注意シフトにおける個人差の間の関係を調べるために拡散トラクトグラフィーを用い,線分二等分課題により測定した。以前の研究と一致して,グループレベルに,右頭頂間溝(IPS)に適用したcTBS_modは右二分バイアスシフトを引き起こし,左IPSで適用しなかったcTBS_modの有意な影響が見られた。しかし,さらなる解析は中内の両方で利き手と構造変動(障害変調配向異方性に基づいて評価)とSLFの腹側枝はcTBS_mod誘導注意シフトにおける個人差を予測することを示した。著者らの研究は,IPSでcTBS_modの影響は,視覚的注意を制御する皮質遺伝子座間の半球相互作用に依存する可能性があることを示唆した。結論として,著者らの知見は,半球前頭頭頂接合部の構造組織における個人間の変動性は,人間の視覚注意の機能的モデルのための重要な意味を持っていることを以前に提案した概念のための収束証拠を提供した。さらに,これも注意障害とそのリハビリテーションを理解するための意味があるかもしれないという仮説を立てた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 視覚 ,  *ネットワーク ,  非対称性 ,  リハビリテーション ,  皮質 ,  相互作用 ,  ヒト ,  異方性
準シソーラス用語： 個人差 ,  視覚的注意 ,  大脳半球優位性 ,  視空間 ,  *頭頂骨 ,  *利き手 ,  *経頭蓋磁気刺激 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 個人差 ,  連続シータバースト刺激 ,  上縦束 ,  視覚的注意 ,  空間バイアス

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (10件)： 手 ,  経頭蓋磁気刺激 ,  行動反応 ,  利き手 ,  前頭 ,  頭頂 ,  注意 ,  組織化 ,  変動性 ,  リンク