抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ドライバーの異質性や複数の車線を考慮するように拡張された交通流モデルについて紹介する。これらのモデルはKWモデルを基礎としているが,ある意味で本質的な変更を加えていると言える。すなわち,元のKWモデルではボトルネックの位置や性質はある程度外生的に与えていたが,これらの多クラス・多車線モデルはその内生的な説明を試みるものと位置付けられる。例えば,ドライバー挙動と車線変更に関する自然な仮定に基づき,車線利用率の偏りや渋滞時容量低下現象を再現する例がある。また,これらのモデルは車線変更の要素を暗にまたは明示的に含み,より高度な交通制御に際して重要な要素が含まれていると言える。とは言え,今のところ多クラス・多車線モデルは完成の域には至っておらず,さまざまなモデルが提案されている段階である。本稿では,それらのうち代表的なアプローチについて解説する。(著者抄録)