抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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逆葺きの藁葺き屋根の実地調査に基づき,構法や施工技術の解明を試みた。兵庫県三田市の苫を用いた逆葺き屋根の仮設建築であるウド小屋に関してヒアリング,施工への参加,技術詳細の確認等を行い構法と維持管理法を整理した。その結果,1)屋根は稲藁の苫一層であり,棟も含めて全ての固定法が稲藁数本で捻り止める素朴な構法であること,2)小屋組に垂木が無く,屋根・壁共に桟に苫を止めるのみの共通構法で施工すること,3)麻縄に予め藁を密に編みつけるため最初から横方向の厚みが揃い,谷ができにくい構法であること,4)苫は解体後に部分補修して数年繰り返し使用し,最後はすべて堆肥化されること,等の知見を得た。