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J-GLOBAL ID：201702268307931234   整理番号：17A1542118

ブリーディングに起因する表層品質の相違に対する透気係数および含水率の関係に基づく評価方法

著者 (3件)： 久保勇登 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  河合慶有 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  氏家勲 (愛媛大 大学院理工学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 17  ページ： 441-446  発行年： 2017年10月12日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,コンクリート表層部の透気係数および含水率の関係を用いて,ブリーディングに起因する不均質性の評価への適用可能性について検討を行った。特に,密度の大きい銅スラグ細骨材およびフライアッシュを併用して作製したコンクリート柱供試体を対象として,供試体の高さ方向の品質の相違に着目して検討を行った。その結果,含水率の低下に伴い透気係数は大きくなり,柱供試体の上部ほどその傾向は顕著であることがわかった。また,細孔径分布の結果から連続空隙容積の増加や空隙の粗大化が確認された。以上から,透気性および含水率を用いてブリーディングに起因する表層品質の相違を評価できる可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： コンクリート ,  *透気性 ,  透気試験 ,  *ブリージング ,  含水量 ,  *品質 ,  軽量骨材 ,  人工骨材 ,  フライアッシュ ,  細孔径 ,  中性化 ,  係数 ,  空隙率 ,  表層
準シソーラス用語： 透気係数 ,  銅スラグ細骨材 ,  *表層品質

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (7件)：

• Mohammed, T.U., et al.: Chloride Induced Corrosion of Steel Bars in Concrete with Presence of Gap at Steel-Concrete Interface, ACI Materials Journal, Vol.99, No. 2, pp. 149-156, 2002.3
• 仲井一平,高本直樹,河合慶有,氏家勲:銅スラグ細骨材とフライアッシュを使用した乾燥収縮ひび割れ抑制コンクリートの開発,コンクリート工学年次論文集,Vol.37,No.1,pp.463-468,2015.
• 河合慶有,國方翔太,氏家勲:現場透気試験によるかぶりコンクリートの耐久性能評価手法の検討,コンクリート工学年次論文集,Vol.36,No.1,pp.2140-2145,2014.
• Kawaai, K. and Ujike, I.: Estimation method for durability performances in cover concrete by in-situ air permeability tests, The Fifth International Conference on Construction Materials, Performance, Innovations and Structural Implications, USB, 2015.
• Torrent, R.J.: A two-chamber vacuum cell for measuring the coefficient of permeability to air of the concrete cover on site, Materials and Structures, Vol. 25, pp. 358-365, 1992.

タイトルに関連する用語 (7件)： ブリーディング ,  起因 ,  表層品質 ,  相違 ,  透気係数 ,  含水率 ,  評価方法