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J-GLOBAL ID：201702268481728331   整理番号：17A0918226

エネルギー回収に着目した汚泥再生処理センターでの有機系廃棄物集約処理システムに関する検討

著者 (4件)： 勝見慧 (北海道大学 工学部) ,  藤山淳史 (北海道大学 大学院工学研究院) ,  石井一英 (北海道大学 大学院工学研究院) ,  古市徹 (北海道大学 大学院工学研究院)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 72  号： 6  ページ： II_229-II_240(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 廃棄物の分野においても,廃棄物の資源利用やエネルギー回収が重要視されている.なかでも循環資源として高いポテンシャルを有しているものに生ごみやし尿・浄化槽汚泥などの有機系廃棄物がある.これらの有機系廃棄物はこれまで焼却施設やし尿処理施設で個別に処理されてきており,今後の処理システムの方向性の一つとして,集約処理による資源化が考えられる.本研究では,その集約処理の一つの方法として,人口規模が少ない地域を対象に,汚泥再生処理センターでの集約処理を検討した.結果として,従来の焼却処理と比較した場合,汚泥再生処理センターでの集約処理はエネルギー収支の改善および環境負荷の削減,コスト削減などの面で効果が見られた.さらに,汚泥再生処理センターで処理方法の違い(高速堆肥化とメタン発酵の比較)を検討した場合,すると,メタン発酵の方が高速堆肥化に比べ,コストは高くなるが,エネルギー収支の改善と環境負荷の削減の面で効果が大きいことがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *汚泥処理 ,  汚泥廃棄物 ,  *有機性廃棄物 ,  *エネルギー回収 ,  資源再生 ,  エネルギー収支 ,  メタン発酵 ,  環境影響 ,  都市構造 ,  集約型都市構造

著者キーワード (4件)： sludge treatment center ,  organic waste ,  energy recovery ,  integrated treatment systems

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  ごみ処理  (SC05030O)

引用文献 (18件)：

• 1) 環境省:循環型社会形成推進基本法,2000.
• 2) 中尾彰文,山本祐吾,吉田登:人口減少社会における静脈系インフラの統合・連携と技術選択の評価,土木学会論文集G(環境),Vol. 71,No. 6,pp. II_475-II_486,2015.
• 3) 五十嵐正,古市徹,石井一英:下水汚泥と生ごみの混合嫌気性消化システムの普及方策に関する検討,第43回環境システム研究論文発表会講演集,pp. 347-352,2015.
• 4) 東祐樹,古市徹,石井一英,藤山淳史,翁御棋:ウエット系バイオマスを混合した家畜ふん尿バイオガス化プラントの処理特性と事業性の検討,土木学会論文集G,Vol. 71,No. 6,pp. II_229-II_240,2015.
• 5) 中久保豊彦,東海明宏,大野浩一:下水処理場とごみ焼却場の連携を軸とした静脈系社会資本更新計画の立案と評価,土木学会論文集G(環境),Vol. 68,No. 2,pp. 152-171,2012.

タイトルに関連する用語 (8件)： エネルギー回収 ,  着目 ,  汚泥 ,  再生処理 ,  センター ,  有機系廃棄物 ,  集約 ,  処理システム