抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,スズメ害防除技術を開発するための基礎的知見を得ることを目的とし,スズメの侵入防止に有効なネットの目合いについて検討した。ケージ(縦180×横180×高さ90cm)内で絶食状態の飼育スズメ6羽と飼槽(30×60cm)を隔てる形で地面と垂直方向に設置した目合い4.0,3.3,2.5および2.0cmの防鳥ネット(ポリプロピレン製)を供試し,スズメの行動反応を調査した。目合い4.0,3.0,2.5および2.0cmのネットにおけるスズメの飼槽側への侵入成功率は,それぞれ98.5,79.2,6.4および0%と目合いが小さくなるに伴い有意に低下し(P<0.05),スズメは目合い2.0cmのネットを通り抜け出来なかった。以上より,目合い2.0cmのネットを設置することで,スズメの侵入を防止出来ることが示された。(著者抄録)