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J-GLOBAL ID：201702268525717661   整理番号：17A0683847

繁殖成績向上のために今後期待される研究 03 卵巣からのアプローチ:抗ミューラー管ホルモン

著者 (1件)： 北原豪 (宮崎大 農)
資料名： 臨床獣医  (Journal of Clinical Veterinary Medicine)
巻： 35  号： 7  ページ： 107-110  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： X0148A  ISSN： 0912-1501  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ウシにおける抗ミューラー管ホルモン(AMH)について,これまで明らかにされている生理作用や臨床応用を示しつつ,今後の展望について紹介した。AMHは雌雄それぞれ,顆粒層細胞およびセルトリ細胞からのみ合成・分泌されるホルモンで,両細胞とも,主に分化途中にAMHを産生している。雌にとってAMHは,胎児期ではネガチィブに作用する一方,出生後では種の存続に欠かせない作用をする。雄においては,春機発動期までAMHは高いレベルで分泌され,春機発動を迎え,セルトリ細胞が成熟すると産生が減少する。AMHの生理的機能として,精巣機能を傍分泌的に制御し,テストステロンの産生を抑制する。ウシの血中AMH濃度の動態,雄牛におけるAMHの臨床応用,雌牛におけるAMHの臨床応用,AMHの産業動物臨床への展望,につき解説した。

シソーラス用語： *ウシ ,  *性ホルモン ,  雄性 ,  雌性 ,  顆粒膜細胞 ,  Sertoli細胞 ,  細胞分化 ,  成長段階 ,  春機発動期 ,  血中濃度 ,  *繁殖管理 ,  ステロイド ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン
準シソーラス用語： 抗ミュラー管ホルモン ,  生理活性 ,  精巣機能抑制 ,  顆粒層細胞

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  繁殖管理  (FD01030C)

物質索引 (1件)： テストステロン

タイトルに関連する用語 (5件)： 繁殖成績 ,  期待 ,  研究 ,  卵巣 ,  抗ミューラー管ホルモン