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J-GLOBAL ID：201702268659719371   整理番号：17A0867495

表面白色層の生成

Surface White-Layer Formation

著者 (1件)： HERRING Daniel H. (HERRING GROUP, Inc.)
資料名： Industrial Heating  (Industrial Heating)
巻： 2017  号： June  ページ： 14,16  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： C0165A  ISSN： 0019-8374  CODEN： INHTA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真空熱処理炉で鋼を焼き入れると,時々表面に白色層が確認できることがある。層の厚さは5~18μmである。ミクロ組織を見ただけだと脱炭したのかなと判断を間違うことがある。しかし,硬さや組成分析すると浸炭して,残留オーステナイトが増えたために,腐食されずに白層が形成されることが分かった。原因は,真空熱処理炉中に油焼き入れ用のオイルがあり,シールが不完全だと油の蒸気が加熱中のチャンバーに充満して浸炭条件が満たされたためである。もちろん,逆に真空度が悪ければ酸化脱炭する可能性もゼロではない。

シソーラス用語： 白 ,  表層 ,  *真空炉 ,  熱処理炉 ,  *鋼 ,  層厚 ,  *浸炭 ,  残留オーステナイト ,  油 ,  蒸発 ,  密封装置 ,  加熱 ,  真空度 ,  酸化 ,  脱炭

分類 (1件)： 熱処理一般  (WC03010I)

タイトルに関連する用語 (1件)： 白色層