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J-GLOBAL ID:201702268733030991   整理番号:17A0716096

Sus scrofaのmiR-204とmiR-4331はそれぞれウイルスHAとNSをターゲットにすることでブタH1N1/2009インフルエンザAウイルスの複製を負に制御する

Sus scrofa miR-204 and miR-4331 Negatively Regulate Swine H1N1/2009 Influenza A Virus Replication by Targeting Viral HA and NS, Respectively
著者 (13件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ブタにおけるブタ新型H1N1/2009インフルエンザAウイルス(SIV-H1N1/2009)の流行は,新たな再配列ウイルスを生み出す可能性があり,人間の健康に対する大きな脅威である。細胞のマイクロRNAs(miRNAs)は,ウイルスゲノムRNAを直接的に標的にすることでインフルエンザAウイルスの複製を制御するための将来性のある小分子であると証明されている。この研究では,SIV-H1N1/2009のゲノムRNAを標的にするイノシシSus scrofa(SSC)の活性miRNAをRegRNA2.0により予測し,ウイルスHAおよびNSのそれぞれを標的とするssc-miR-204およびssc-miR-4331を二重ルシフェラーゼリポーターアッセイにより同定した。ウイルスHAおよびNSのメッセンジャーRNA(mRNA)レベルは,生まれたばかりのブタの気管(NPTr)細胞がそれぞれssc-miR-204とssc-miR-4331を過剰発現し,SIV-H1N1/2009に感染したときに有意に抑制され,一方,阻害剤により内因性のssc-miR-204とssc-miR-4331をそれぞれ減少させると抑制効果を回復することができた。インフルエンザAウイルスの生活環でウイルスHAおよびNSが重要であるために,ssc-miR-204とssc-miR-4331はSIV-H1N1/2009の複製に対し阻害効果を示した。H5N1またはH9N2インフルエンザAウイルスHAおよびNS中の標的部位は保存されていないので,抗ウイルス効果はSIV-H1N1/2009のシークエンス特異的であった。さらに,SIV-H1N1/2009感染はssc-miR-204とssc-miR-4331の発現を逆に下方制御したが,それが宿主でのウイルスの複製を促進しているのかもしれない。まとめると,この研究によりブタの集団におけるSIV-H1N1/2009の流行を制御するための重要な手がかりが得られるであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ウイルス感染の生理と病原性  ,  感染症・寄生虫症の治療  ,  遺伝子発現 

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