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J-GLOBAL ID:201702268756540996   整理番号:17A0564908

鳴鳥の渡りにおける移動ルートに沿った環境要因に対するフレキシブルな行動規範と渡りの総合スピードに対する途中休憩の長さの重要さ

Flexible reaction norms to environmental variables along the migration route and the significance of stopover duration for total speed of migration in a songbird migrant
著者 (5件):
資料名:
巻: 14  号: Mar  ページ: 14:17 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7029A  ISSN: 1742-9994  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:生物季節学など,渡りの行動における継続的変化の結果を予測することは,いまだに難しい。特に予言は難しく,これは我々の知識が鳥の渡りのルート上の特定の休憩サイトでの単一のスナップショット的観察に基づくものだからであろう。しかし1年間を通して,また渡りの全行程に沿って鳥がどのように目の前に現れる環境状態(たとえば表現型反応ノルムのような)に応答するのかについての一般的理解のためには,渡りをする鳥がどのように急激な環境変化に応答するかの完全な理解が必要である。結果:本研究で著者らは,アラスカで繁殖するnorthern wheatears(Oenanthe oenanthe)が渡りを再開する確率や一晩で移動する距離,すなわち渡りの速さを15,000kmの北向きと南向きのルートに沿った大規模な環境条件で調節する直接的証拠を提示する。この調節は時間と空間の中で柔軟に行われていた。秋の渡りの始めは,旅立ち確率が大きく,低温環境でスピードが速かったが,アラスカから遠い場合には気温の上昇に伴って確率とスピードが低下した。春は季節に伴う気流の助けの探索を増加させ,これは一晩での移動距離を増加させることによる渡りの速さの調節行動である可能性があった。さらに移動速度ではなく休憩時間の変化が,渡りの総合的速さに大きな影響を持っており,これは鳥の渡りにおいては総合的な生物季節学における総休憩時間が重要であることを示していた。結論:アラスカのnorthern wheatearsによって,環境条件への表現型反応ノルムは全渡りルートで継続的な行動応答パターンに一般化できない証拠が示された。このことは環境への応答をより理解するためには,渡りをする鳥の年サイクルでの研究が必要であることを示すものである。渡りの間に見られる表現型の可塑性の背後にあるメカニズムの理解は,鳥が繁殖地での生物季節学的ミスマッチの増加にペースを保てるかを調べる点で,特に重要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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動物生態学一般 

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