文献

J-GLOBAL ID：201702268882041439   整理番号：17A1193078

均一銅触媒による電極触媒的水の酸化は単一サイト機構を不利にする

Electrocatalytic Water Oxidation by a Homogeneous Copper Catalyst Disfavors Single-Site Mechanisms

著者 (5件)： KOEPKE Sara J. (Univ. Utah, Utah, USA) ,  LIGHT Kenneth M. (Univ. Utah, Utah, USA) ,  VANNATTA Peter E. (Univ. Utah, Utah, USA) ,  WILEY Keaton M. (Univ. Utah, Utah, USA) ,  KIEBER-EMMONS Matthew T. (Univ. Utah, Utah, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 139  号： 25  ページ： 8586-8600  発行年： 2017年06月28日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人工的な光合成において水の酸素への酸化が,大規模な太陽光燃料の生産での大きな課題であり,この為に資源豊富な材料による効率的な酸素発生触媒が望まれている。ここでは,二核銅錯体である{[(L)Cu(II)]₂-(μ-OH)₂}(OTf)₂(L=ビス(6-メチル-2-ピリジル)メチル(2-ピリジルメチル)アミン)を酸化触媒とする水の酸化反応の機構を調べた。反応は高い電流効率で適度な速度で進行するが,その律速段階が,プロトン結合電子伝達にあり,中間体として二核中間体,{[LCu(III)]₂-(μ-O)₂}²⁺を生じることを示した。これは,O-O結合形成が律速であるRu/Ir/Mn触媒の単一サイト機構とは明らかに異なり,従来のRu/Ir/Mnと同じ機構での議論が修正さるべきことが判った。

シソーラス用語： 銅触媒 ,  *電極触媒 ,  酸化 ,  水 ,  *反応機構 ,  遷移金属触媒 ,  二核錯体 ,  *銅錯体 ,  *酸素発生 ,  中間体 ,  錯体 ,  キレート化合物
準シソーラス用語： アミン錯体 ,  錯体触媒 ,  水の酸化

分類 (4件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  電気化学反応  (CB07050F) ,  反応速度論・触媒一般  (CB06010G) ,  熱化学  (CB02040L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 銅触媒 ,  電極触媒 ,  水の酸化