抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,ドアの厚さと開口率によって体積が制限された消音器について,様々な横断面形状を検討し,減音特性の改善を行った結果について報告する。消音器の評価方法としては,インピーダンス管を用いた透過損失の測定,および理論解析に基づく透過損失の計算を行い,それぞれの結果を用いて消音器の性能を評価し,最適な消音器形状,また連続配置に最適な消音器形状について検証を行った結果,以下のことが明らかとなった。通風ドアに内装することを想定した開口率1/3の枝管消音器について,透過損失の理論解析により形状の最適化を行い,横断面形状が直線的に拡大する形状の枝管を見出した。また,理論解析に基づく試料を製作し実験を行った結果,両者はよく一致した。また,枝管部の横断面形状を直線的に拡大する形状にすることにより,減音ピークの周波数を低減することが出来た。これらを,4つ組み合わせた消音器では,通風ドア内に連続配置が可能であり,広い帯域に亘り約5dBの平坦な透過損失が得られた。(著者抄録)