抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カブリダニは花粉を餌資源として利用している可能がある。モモ圃場で,飛散している花粉の採集・分類,ハダニ,カブリダニの発生状況及び種構成の調査,カブリダニから植物DNAおよびハダニDNAの検出を行った。調査は岡山県倉敷市のモモ圃場4カ所で行った。はじめに,ハダニ及びカブリダニ,花粉の採集・分類,カブリダニからの植物DNA及びハダニDNAの検出方法を紹介する。カブリダニの種構成は圃場により異なり,圃場によりニセラーゴカブリダニ,ミヤコカブリダニ,コウズケカブリダニが優占した。モモ圃場で採集された花粉はマツ科とイネ科の花粉が主であった。植物DNAはメヒシバ(ITS領域)とアカマツ(葉緑体配列)が検出され,花粉由来である可能性が高い。また,同時にハダニのITS領域も検出されたことから,花粉とハダニを同時に利用していることが示唆される。マツ科,イネ科の花粉がカブリダニに及ぼす影響を文献から考察する。