抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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工場の騒音対策では工場内の各騒音源が敷地境界点などの受音点における騒音レベルに与える影響を把握することが必要で,特に増設の場合には既設機器の影響を把握しておくことが重要となる。本文ではまず主な騒音発生源として,送風機・ブロア,ポンプ,コンプレッサ・真空ポンプ,クーリングタワー・空調屋外機,および空気機械や噴流などの空気放出音,の5種類を挙げて騒音の概要や騒音対策上の留意点などを示し,続いて空気伝搬騒に対する音対策手法として,防音壁,吸音材を用いる吸音形消音器,ブランチパイプを用いる共鳴形吸音器,管路断面積の急変による反射干渉を利用する拡張形消音器,およびアクティブ消音技術を紹介し,その構成と原理および減衰効果について述べた。また固体伝搬音や振動の伝搬防止技術についても,防振効果の表し方と基礎理論,防振効果の概要,および防振材料の選定法などを紹介した。また地面への振動伝達の防止についても,防振支持,独立基礎,防振溝,地面から建物への振動伝達防止,の各項目について解説した。