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J-GLOBAL ID:201702269228641107   整理番号:17A1969828

柑橘類ペクチンはパイエル板骨髄細胞におけるToll様受容体シグナル伝達の抑制を介してエンドトキシンショックを減弱する【Powered by NICT】

Citrus pectin attenuates endotoxin shock via suppression of Toll-like receptor signaling in Peyer’s patch myeloid cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 50  ページ: 38-45  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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水溶性食物繊維,ペクチンはエンドトキシンショックにおける生存を改善することが分かった。しかし,ペクチンはエンドトキシンショックに対する保護効果を発揮する基になる機構は,不明のままである。そのプレバイオティクス効果とは別に,ペクチンは直接免疫細胞は,炎症性応答を調節するために影響することが示唆されている。本研究では,エンドトキシンショックのマウスモデルにおけるペクチンの直接効果を検討した。柑橘類ペクチン溶液を10日間雄C57BL/6マウスに投与した。その後,低体温症はリポ多糖類(LPS)の腹腔内注射によりマウスで誘導した。ペクチン処理マウスは,対照マウスと比較して直腸温度の低下と血清IL-6レベルの増加の両方の減衰を示した。同時に,ペクチン処理マウスはパイエル板と腸間膜リンパ節における炎症性サイトカインm RNAのレベル低下,脾臓ではなくを示した。ペクチン処理マウスのパイエル板細胞を整理し,LPS刺激に対するIL-6産生のレベルを測定した。ex vivo分析の結果は,CD11c~+細胞からのIL-6分泌は,ペクチンの経口投与により抑制されたことを示した。さらに,Toll様受容体(TLR)活性化RAW264.7細胞からのIL-6分泌はin vitroでペクチンによる前処理により抑制された。この抑制が分解ペクチン前処理ではなくポリガラクツロ酸を用いても観察され,ペクチン骨格の主成分であった。まとめると,これらの結果はペクチン摂取はパイエル板骨髄性細胞におけるTLR誘導炎症性サイトカイン発現を抑制し,おそらくペクチン側鎖によるTLRシグナル伝達の阻害によることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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食品の化学・栄養価  ,  免疫反応一般 

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