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J-GLOBAL ID：201702269293984660   整理番号：17A0382584

「市場の組織化」としての生協産直-1980年代の事業成績をめぐって-

著者 (2件)： 日向祥子 (静岡大) ,  高倉博樹 (静岡大)
資料名： 生協総研賞・助成事業研究論文集
巻： 13th  ページ： 71-89  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： L7875A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,1980年代に生協が行なった産地直送事業の拡大過程において,市場制御がいかに行なわれたのかを検証した。成功例では,もともと農家側での農業所得の改善指向が高かった。そのような背景で生産者自身が農協への出荷量を増やし,生協の営業域が拡大した。需給の関係で産直体制の維持が困難な場合には,他地方の生協との提携で乗り越えた。生協側としては,取扱品目の拡大と欠品対策も重要な課題であった。品目拡大は当該品目生産者の生協への勧誘や会員による作付転換などで対応した。欠品対策には他地域の生協との提携で乗り越えた。このようにして生協が産直によって生産者と消費者の間を結び,新しい需給関係の構築に果たした役割は大きい。

シソーラス用語： *協同組合 ,  生産者 ,  販売促進 ,  *市場 ,  出荷 ,  *販売 ,  販売計画 ,  商品 ,  作付体系 ,  消費者 ,  所得 ,  供給 ,  需要 ,  市場戦略 ,  市場構造 ,  農家所得 ,  経営戦略
準シソーラス用語： *産直 ,  生協 ,  農業所得

分類 (1件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L)

タイトルに関連する用語 (6件)： 市場 ,  組織化 ,  生協 ,  産直 ,  事業 ,  成績