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J-GLOBAL ID:201702269337757929   整理番号:17A1370425

結実果/結実の発育および葉の形態形成の調節におけるキュウリTIR-1ホモログおよびmiR393の役割に関する新しい知見

New insights into the roles of cucumber TIR1 homologs and miR393 in regulating fruit/seed set development and leaf morphogenesis
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巻: 17  号: July  ページ: 17:130 (WEB ONLY)  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。TIR-1様蛋白質はオーキシン受容体として作用し,オーキシン媒介植物発育過程において極めて重要な役割を果たしている。オーキシン受容体ファミリーのメンバーの数は種によって異なる。オーキシン受容体遺伝子の機能はシロイヌナズナで広く研究されてきたが,キュウリ(Cucumis sativus L.)オーキシン受容体の明確な機能はほとんど理解されていないままである。キュウリ発育におけるオーキシン受容体の潜在的役割のさらに解明する目的で,2つのTIR-1様遺伝子が同定され,CsTIR-1およびCsAFB2と命名された。本研究では,トマト(Sonanum lycopersicum)をCsTIR-1およびCsAFB2の過剰発現に関連する表現型および分子の変化を調べるモデルとして用いた。結果。CsTIR-1およびCsAFB2の細胞内局在の差異が同定され,両方の遺伝子が,キュウリの葉,雌花および若い果実組織において活発に発現された。さらに,CsTIR-1およびCsAFB2を過剰発現する系統は,野生型植物と比較して,葉の異常から種子の発芽および単為結実に至る多面的な表現型を示した。CsTIR-1およびCsAFB2の調節をさらに解明する上で,キュウリ実止りの調節におけるmiR393 / TIR-1モジュールの役割を調べた。qPCRおよびsemi-qPCRによって,CsTIR-1およびCsAFB2がmiR393媒介mRNA切断を活性化することが明らかにされ,この結果により,miR393 / TIR-1モジュールがキュウリの実止りの発育を媒介する上で重要な役割を果たすことが示唆された。結論。本研究の結果は,様々な表現型の変化を調節する上でCsTIR-1およびCsAFB2の役割への新しい知見を提供し,miR393によって媒介されるCsTIR-1およびCsAFB2の転写後調節がキュウリ実止りの開始に必須であることを示唆する。まとめると,これらの結果により,結実果/結実の発育および葉の形態形成の調節におけるキュウリTIR-1ホモログおよびmiR393の役割がさらに明確になる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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発生,成長,分化 

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