文献
J-GLOBAL ID:201702269466211907   整理番号:17A0864381

ジャスモン酸メチル処理による,蕾段階で収穫した八重咲きユーストマの不均一着色の軽減

Nonuniform Coloration of Harvested Flower Buds of Double-flowered Eustoma is Reduced by Methyl Jasmonate Treatment
著者 (3件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 244-251(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
一般的な切花の一つである八重咲きユーストマは,蕾段階で収穫した場合,しばしば花弁の着色が不均一になることがある。開花後,花弁の先端部に薄い緑色の部分が残り,ユーストマ切花の価値を大きく低下させる。本研究では,蕾のうちに収穫した切花の正常な着色を促す適切な収穫後処理を見つけるために,ユーストマ‘Voyage(TypeII)Blue’を供試材料にして,花弁の着色に及ぼす収穫時期,温度,糖,ジャスモン酸メチル(MeJA)の影響について調べた。収穫時期の影響については,3段階の蕾生育段階(STG2,3,4)で収穫して検討した結果,薄い緑がかった蕾段階(STG2及び3)で収穫した場合に不均一着色になる可能性が高いことが分かったので,その後の試験にはこの段階で収穫した切花を用いた。温度の影響については,20,25,30,35°Cを設定して検討したが,花弁の着色に対する影響は見られなかった。糖処理の影響については,1%または3%のグルコースあるいは蔗糖の影響を調べたが,これも影響は見られなかった。しかし,MeJA処理は,花弁の着色に大きな影響を及ぼし,連続的にMeJA蒸気中に曝すと,花弁の不均一着色が減少した。さらに,収穫後1または2日間というような短い処理期間での影響を検討した結果,同様の結果が得られた。花弁の着色に及ぼすMeJAの影響を評価するため,薄い緑色部位の面積割合を,デジタル画像法を使って計測した。その結果,MeJA蒸気に曝した場合,花弁の緑色がかった部位が,MeJAに曝さなかった場合と較して,有意に小さかった。加えて,MeJA蒸気に曝した場合,開花するまでの時間も短くなった。これらの結果から,収穫後のMeJA処理は,若い蕾段階で収穫したユーストマ‘Voyage(TypeII)Blue’の不均一着色の低減に有効であると考察された。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (4件):
分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
花き・花木  ,  植物ホルモン  ,  植物成長調整剤  ,  植物の生理的障害一般 

前のページに戻る