文献
J-GLOBAL ID:201702269498858525   整理番号:17A1407314

発癌の多段階でのDNAの損傷と炎症の間のクロストーク

Crosstalk between DNA Damage and Inflammation in the Multiple Steps of Carcinogenesis
著者 (5件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
炎症は,慢性感染症,炎症性疾患,及び物理化学的因子によって誘導される。慢性炎症は,ヒトのがんのほぼ25%に寄与すると見積もられる。炎症条件下での炎症性の上皮性細胞が活性酸素(ROS)と窒素種(RNS)を放出し,これらが,8-オキソ-7,8-ジヒドロ-2′-デオキシグアノシンと8-ニトログアノシンの形成を含めたDNA損傷を引き起こす。筆者らは,8-ニトログアノシンがヘリコバクター・ピロリを含む感染因子,バレット食道を含む感染疾患,及びアスベストを含む物理化学的因子によって誘導されるがんのサイトで明確に形成されることを報告した。DNAの損傷が正しく修復されないとき,これが変異とゲノムの不安定性をもたらす。また,DNAの損傷は,高移動度グループたんぱく質ボックス1(HMGB-1)生成炎症ミクロ環境も誘導し,これが低酸素症によって特徴付けられる。低酸素症は,低酸素誘導因子と誘導性一酸化窒素合成酵素(iNOS)を誘起し,これが細胞内RNSとROSの濃度を増してDNAの損傷をもたらす。また,腫瘍産生炎症は,核内因子カッパBを誘導し,iNOS依存性DNA損傷をもたらす。したがって,DNA損傷と炎症の間の相互作用が,がんの増殖(成長)で重要な役割りを果たす。この相互作用に対して提案した機構は,アスピリンがガンの死亡率の長期リスクを低下させる理由を説明する。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る