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J-GLOBAL ID:201702269636440794   整理番号:17A0436468

次世代の表面サイズ剤

Next-generation Surface Sizing Agent
著者 (1件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 388-393  発行年: 2017年04月01日 
JST資料番号: G0115A  ISSN: 0022-815X  CODEN: KAGIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,中性紙化に伴う紙中硫酸バンド量の減少は,広く使用されているアニオン性表面サイズ剤のサイズ効果の低下を招くばかりか,内添で使用されるロジンサイズ剤のサイズ効果も発揮し難くなり,トータルのサイズ剤使用量の増加を引き起こしている。さらには紙中炭酸カルシウム量の増加に伴い紙表面から塗工液に脱落した炭酸カルシウムやそれに由来するカルシウムイオンの増加による表面サイズ剤の不安定化やサイズ効果の低下が新たな課題として浮上してきている。さらに,世界一の紙,板紙の生産量を誇る中国では,高湿度な気候において段ボールの強度を確保するために中芯銘柄では,耐水性付与のための表面サイズ剤と共に紙力剤として多量の澱粉が塗工されている。その結果,元々の用水の高い硬度に加え,塗工液には高濃度の澱粉と,その澱粉由来の有機酸および原紙から脱落した微細繊維などのアニオントラッシュが大量に含まれている。このような環境に適応すべく,表面サイズ剤のサイズ効果の向上に加え,炭酸カルシウムやそれに由来するカルシウムイオン,アニオントラッシュなどのイオン性夾雑物の影響低減,機械的安定性の向上などの課題を解決するため,分子構造,合成方法から見直しを行い,従来の表面サイズ剤とは分子構造が異なる新規表面サイズ剤を開発した。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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紙料とその調製 
引用文献 (2件):
  • 1) 矢野経済研究所: 紙パルプ産業白書1999年版-2016年版.
  • 2) 磯貝明:セルロースの材料科学 東京大学出版会 2001版. 85-102.
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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