抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木材害虫であるシロアリは枯葉,枯枝,倒木の一次分解者で,畑地改善にも寄与し生態的役割を担っている。シロアリの最大存在量は1万/m
2,国内のヤマトシロアリ生息数は600/m
2と推定され,熱帯で多く存在するシロアリはエコシステムエンジニアと位置づけられる。熱帯の資源としてのシロアリは食料,セルラーゼを利用したバイオマスエネルギー生産が可能である。シロアリ塚は従来より信仰の対象であったが,肥料や建設用資材としての利用,シロアリ塚による金鉱脈の探索も期待できる。シロアリを筆頭とする木材劣化生物の持つ機能は多様な分野へへの貢献が期待される。