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J-GLOBAL ID:201702269712987407   整理番号:17A1482014

再発寛解型と原発性進行性多発性硬化症患者におけるCXCL10およびCXCL13ケモカイン【Powered by NICT】

CXCL10 and CXCL13 chemokines in patients with relapsing remitting and primary progressive multiple sclerosis
著者 (5件):
資料名:
巻: 380  ページ: 22-26  発行年: 2017年 
JST資料番号: A1131A  ISSN: 0022-510X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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多発性硬化症(MS)は,種々の臨床経過によって特徴付けられた,中枢神経系の慢性炎症性脱髄性疾患である。再発寛解型(RRMS)と原発性進行性多発性硬化症(PPMS)に関与する異なる病原性機構はケモカインネットワークの重要な役割と免疫学的過程により調節される。CXCL10およびCXCL13ケモカインは脱髄の過程を促進する炎症性反応の化学誘引物質とその調節因子として作用する。本研究では,著者らはRRMSとPPMS患者の血清および脳脊髄液(CSF)中のCXCL10及びCXCL13の濃度を調べた。研究群は炎症性疾患の症状のない緊張型頭痛を有する25RRMS患者(39,5±12歳),24PPMS患者(49,9±10,5歳),31名の健常人(36±10,4歳)であった。ELISAに基づく定量的試験キットはケモカイン測定に使用されてきた。CXCL10,CXCL13および患者年齢のレベル,MSの期間,EDSSとIgG指数の間の相関解析を行った。CSFにおけるCXCL10の平均濃度は,対照群と比較してRRMSで統計学的に有意に高かった。CSFにおけるCXCL13の平均濃度は,対照群に比べてRRMSとPPMSで有意に高かった。結果は再発なしでMSの定常期において,CSF中のCXCL10及びCXCL13の平均濃度はRRMSとPPMS間で有意差がなかったことを示した。PPMSではIgG指数の間の正の相関を,CSF CXCL10レベルまたはCSF CXCL13レベルが観察された。RRMSでIgG指数とCSF CXCL13レベルの間に正の相関が観察された。これらのデータはMSにおけるimmunopathogenetic機構においてCXCL10及びCXCL13ケモカインの関与を示した。両RRMSとPPMS患者におけるCSF中の平均CXCL10またはCXCL13濃度間に有意な差はなかった。有意な相関は,全ての群でtheCSFにおける患者年齢とケモカインレベル間に検出されなかった。これらケモカインはPPMSでより顕著な神経変性過程にもかかわらず炎症過程において同様の役割を果たすことを示唆する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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神経系の疾患 

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