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J-GLOBAL ID：201702269770722413   整理番号：17A0081062

富士山南西麓における地下水の²²²Rn濃度分布

著者 (4件)： 小野昌彦 (産業技術総合研究所地質調査総合センター) ,  井川怜欧 (産業技術総合研究所地質調査総合センター) ,  町田功 (産業技術総合研究所地質調査総合センター) ,  丸井敦尚 (産業技術総合研究所地質調査総合センター)
資料名： RADIOISOTOPES (Web)  (RADIOISOTOPES (Web))
巻： 65  号： 11  ページ： 431-439(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0780A  ISSN： 1884-4111  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 富士山南西麓における地下水の²²²Rn濃度を調査した。その結果,沿岸域における水試料の²²²Rn濃度は内陸よりも高く,その分布は研究地域内の断層分布と相関性は認められなかった。また,高い²²²Rn濃度を示す水試料の多くは,扇状地における砂礫層の影響を示唆する高いストロンチウム同位体比(⁸⁷Sr/⁸⁶Sr)を示していた。したがって,沿岸域の地下水において²²²Rn濃度が増加する主な要因は,扇状地堆積物中に濃集する²²⁶Raからの放射性崩壊であると推測される。(著者抄録)

シソーラス用語： *地下水 ,  *ラドン222 ,  *濃度 ,  山岳地 ,  火山 ,  放射能測定 ,  同位体存在比 ,  沿岸帯 ,  ストロンチウム同位体 ,  ラジウム同位体 ,  ラジウム226 ,  富士山 ,  *放射能濃度
準シソーラス用語： 富士山麓

著者キーワード (8件)： radon ,  strontium ,  groundwater ,  Mt. Fuji ,  radon ,  strontium ,  groundwater ,  Mt. Fuji

分類 (1件)： 自然放射能計測・計測器  (AD08040F)

引用文献 (19件)：

• 1) 木村重彦,水中のラドンの測定とその応用(I)水文学,RADIOISOTOPES, 27, 740-746 (1978)
• 2) 小前隆美,ラドンの水循環解析への応用,RADIOISOTOPES, 44, 715-724 (1995)
• 3) 斎藤正明,高田 茂,立川断層地帯の地下水中²²²Rnの起源,RADIOISOTOPES, 43, 507-514 (1994)
• 4) 森田雅明,角森史明,松山諒太朗,森 俊哉,三浦半島断層群周辺の地下水のラドン222濃度の特徴,RADIOISOTOPES, 62, 91-95 (2013)
• 5) 活断層研究会編,新編日本の活断層-分布図と資料,東京大学出版会,437 pp. (1991)

タイトルに関連する用語 (3件)： 富士山 ,  地下水 ,  分布