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J-GLOBAL ID：201702269771621431   整理番号：17A1040295

TEMによる原子レベル元素定量解析

Quantitative Analysis of Alloying Elements at Atomic Scale Using TEM

著者 (1件)： 網野岳文 (新日鐵住金)
資料名： 新日鉄住金技報
号： 408  ページ： 2-7  発行年： 2017年08月25日 
JST資料番号： G0186A  ISSN： 2187-8196  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄鋼材料特性は,材料を構成する組織によって大きく変化しうる。そのため,組織を形成する各結晶の相変態メカニズムを理解することが材料設計にとって不可欠である。相変態現象の調査においては,相変態の進行している場所,すなわち粒界,界面の状況を観察することが重要である。(走査)透過電子顕微鏡(S/TEM)法は,ナノメートル・原子スケールオーダーでの結晶構造や元素分布を明らかにする強力なツールである。粒界,界面近傍の元素濃度分布測定結果の事例を紹介し,S/TEMによる原子レベル元素定量解析が相変態メカニズム解明に有効であることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： 鋼材 ,  *微細構造 ,  *相変態 ,  *電子顕微鏡観察 ,  定量的分析 ,  透過型走査電子顕微鏡 ,  結晶粒界 ,  表面構造 ,  結晶構造 ,  濃度分布 ,  *鉄合金 ,  マンガン含有合金 ,  フェライト ,  ベイナイト ,  電子エネルギー損失分光法 ,  エネルギー分散X線分光分析
準シソーラス用語： 鉄鋼材料 ,  微細組織 ,  透過型電子顕微鏡法 ,  STEM【顕微鏡】 ,  原子スケール ,  界面組織 ,  元素分布 ,  アロトリオモルフフェライト ,  EELS法 ,  EDS【分光分析】

分類 (1件)： 金属組織観察法  (WB01010R)

引用文献 (10件)：

• Purdy, G. et al.: Metall. Mater. Trans. A. 42A, 3703 (2011)
• Capdevila, C. et al.: Metall. Mater. Trans. A. 42A, 3719 (2011)
• Wei, R. et al.: Metall. Mater. Trans. A. 42A, 2189 (2011)
• Zhang, G.H. et al.: Met. Mater. Int. 19, 153, (2013)
• Humpherys, E.S. et al.: Metall. Mater. Trans. A. 35A, 1223 (2004)

タイトルに関連する用語 (4件)： TEM ,  原子 ,  元素 ,  定量解析