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J-GLOBAL ID：201702269850926739   整理番号：17A0499382

1K未満における固体T₂マトリックスおよびT₂:H₂マトリックス中の水素およびトリチウム原子のESR研究

ESR study of atomic hydrogen and tritium in solid T₂ and T₂:H₂ matrices below 1 K

著者 (8件)： Sheludiakov S. (Wihuri Physical Laboratory, Department of Physics and Astronomy, University of Turku, 20014 Turku, Finland. [e-mail]) ,  Ahokas J. ,  Jaervinen J. ,  Lehtonen L. ,  Vainio O. ,  Vasiliev S. ,  Lee D. M. ,  Khmelenko V. V.
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 4  ページ： 2834-2842  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 70mKの低温の固体T₂マトリックスおよびT₂:H₂マトリックス中で安定化した水素およびトリチウム原子の初めてのESR研究を報告した。純T₂中のT原子の濃度は2×10²⁰cm^-3(0.60%)に近づき,同位体交換反応T+H₂→TH+HによりT原子の一部がHに変換されるT₂:H₂固体混合物中でH原子のこれまでの最高濃度約1×10²⁰cm^-3(0.33%)が到達された。不対TおよびH原子の最大濃度はβ-粒子によってマトリックス中で発生する非常に多数の空孔とフォノンとの存在による効率的な原子拡散によって増強される再結合によって制約された。試料冷却が不十分な厚膜中では再結合は爆発的なようであり,両方とも刺激され,自発的であった。HおよびTの移動の主な機構は空孔部位へのトンネル効果またはホッピングに関連する物理的拡散であり,他の方法によってH₂およびD₂マトリックス中で作り出されたHおよびD原子の拡散を支配するトンネル効果化学交換反応と対照的であることを示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *固体 ,  マトリックス【母体】 ,  *超低温 ,  *水素 ,  *三重水素 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  空格子点 ,  フォノン ,  トンネル効果
準シソーラス用語： トリチウム ,  空孔【点欠陥】

分類 (2件)： その他の無機化合物のEPR  (BM07023D) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D)

タイトルに関連する用語 (8件)： 固体 ,  マトリックス ,  H2 ,  水素 ,  トリチウム ,  原子 ,  ESR ,  研究