抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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科学技術予測センターでは,高齢・低炭素・地域をキーワードとして,2035年の理想とする暮らしの姿及びその実現に向けた戦略を検討する調査研究を実施している。これまでに全国4地域においてワークショップを開催し,各地域の理想とする暮らしの姿(高齢社会×低炭素社会の実現している姿)の検討を行った。本稿では,地域ワークショップで提案された「理想とする暮らしの姿」の実現に有用な科学技術・システムを抽出することを目的に,理工系の複数の学会と連携し実施したワークショップの結果について記す。関連する科学技術・システムとして,デジタルデータ・サイバー空間の活用と関連するインフラ技術(蓄電,ストレージ・伝送など)が多く挙げられた。また,「健康・暮らし」や「ものづくり・地方創生」のカテゴリーでは,個人対応技術,感性のデジタル化,適度なサポート技術などが挙げられた。高齢・低炭素社会ではこれまでのような画一的で大きな市場ニーズへの対応から,地域や個人の多様なニーズに応える科学技術が必要とされる。また,個人・感性・適度などに対応する技術には,ニーズのデータ化・解析やハードウェア(AI制御系や例えばウェアラブルデバイス)など高度な科学技術が求められる。(著者抄録)